昨年末に親父が死亡して以来、

 

何度か実家を往復して相続の手続きをし、一段落しました。

 

うちは財産も大して多くないので、まあ調べてやれば司法書士さんにたのまなくも大丈夫だと思ってやった。

 

おふくろと姉と自分と、法定相続人が少ないので楽な方だったと思います。

 

仕事量が多いのは、不動産の名義変更と、預金の移管、遺族年金の申請ですかね。

 

荒っぽく言うと、被相続人や相続人全員の戸籍謄本やら印鑑証明やら住民票やらをそろえて提出するわけです。

 

それがね、おやじの戸籍謄本だけで3種類とらないといけなかった。

 

戸籍法が変わるごとに戸籍の形式とか内容が変わってくるから、漏れなくそろえないとこれが相続人全員ですと証明できないというわけ。

 

そんなこんなで一件当たり、けっこうな量の書類。

 

助かったのは金融機関がゆうちょ銀行だけだったことかな。

 

おやじは定年まで郵便局に勤めてましたからね。

 

通帳はいくつかあったけど、全部ゆうちょ。

 

終活の末期には持ち株を全部売却してそのお金もゆうちょの口座に入れていた。

 

おふくろ名義の口座もゆうちょ。

 

余談だけど、ゆうちょ銀行は融通が利かなくてね、他の金融機関におカネを移管できない。

 

相続人がゆうちょの口座を持ってなかったらそのために開設しないといけなかったりする。

 

それはともかく、窓口に申請書一式持っていくと、揃えた書類が足りてるか、記入に誤りがないかけっこうな時間をかけて検証される。

 

担当者が慣れてないと困るなと思って、わざわざ大きめの郵便局に出向いたけど、1時間以上待ったかな。

 

口座に入ってる金額に関係なく、金融機関の数だけこれをこなさないといけないので、多いと苦行ですよ。

 

自分は証券会社5社、銀行6行に口座を持ってる。

 

預金保険のこともあるし、万が一盗まれでもしたらごっそりなくなるので、あまり一か所に集中させないほうがいいとは思うけど、

 

終活のひとつは、なるべくこれを減らしておくということなんだろう。

 

ただね、僕は暇人だから、

 

同じ手続きをするのに会社によってどんな違いがあるか比較してみたい、

 

ってのはあるな。