こんにちは、ポテルカです。

 

ジャップって海外の人が口にするのを聞いたことがありますか?

 

私はありますよ。

 

十数年前、オーストラリアに住んでいた時、近所のテニスクラブに入ったんですよ。

 

中年~老人の割合が多く、中には80歳くらいの男性もいた。

 

オーストリア人は平均的におおらかで気さくな人が多い。

 

テニスクラブは社交の場だから、基本的にはナイス or スーパーナイス。

 

ですが、中にはつっけんどんな人もいる。

 

ツンデレな性格は見ててわかるんだけど、私にはツンなところしか見せない。

 

日本人が嫌いなのかな…。

 

ある日太平洋のある島、ニューギニアだかソロモン諸島だか出身の人が、ビジターでプレイに来た。

 

そしてゲーム合間の談笑タイム、背後でビジターの人の故郷の話で盛り上がってるなと思った時に、その単語を聞きました。

 

戦時中に日本軍が攻めてきたあそこですか、って感じで。

 

ふり向くと、ツン爺じゃなくてどちらかと言えばナイス寄りのおじさん。

 

目があうと、ちょっと気まずそうに口を押えてた。

 

あ、こんな状況で普段優しい人もジャップって言うんだなと。

 

そりゃ嫌な気分にはなりましたよ。

 

でもその日以降もづっと、お互い何もなかったようにテニスを楽しんだ。


ゼレンスキー大統領が、アメリカ人を奮い立たせようとリメンバーパールハーバーとアジったと聞いたときに、このジャップを思い出しました。


私はそもそもゼレンスキーさんが“我々を助けないと第三次世界大戦になる”いうものの言い方に、ちょっとこの人のデリカシーというかセンスを疑っていました。

 

そういう人間性の持ち主でかつ戦争真っ最中のリーダーですから、日本人の感情を忖度している余裕など毛頭ないんでしょう。

 

パールハーバーに反応し、ウクライナに心から同情していた穏やかな日本人、急変してぶち切れてないですか。

 

確かに例えとして適切ではないし、ショックですけど、まあ目くじらを立てなくてもいいかなと。

 

最近テレビで、日本のここがすごいとか、日本人のここが好き、みたいな自画自賛の番組けっこうありますよね。

 

それは多分事実なんでしょうが、いつも愛されてると思わない方がいいと思います。

 

我々には見せない、聞くと凹むような本音の部分も多々あるでしょう。

 

現実とはそういうものなんじゃないでしょうか。

 

逆に、最近のロシア軍の非道さを我々が熱くなって非難するところを見たら、どの口が言ってるんだ、そう思う外国人もいるんじゃないかと思います。

 

自分もこの機会に昔の戦争についてもう少し無知を正したい。

 

ところで、forgiving without forgetting という精神のオージー。

 

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10786.php

 

やっぱりいい友達だと思います!