25日の日曜日に、バレーボール皇后杯の決勝が行われました。

決勝は、準決勝でNECレッドロケッツに苦戦しながらも勝利した、5連覇のかかる久光製薬スプリングスと、東レアローズに圧勝し決勝に駒を進めた日立リヴァーレの組み合わせです。
両チームのスタートは
久光 長岡・石井・新鍋・水田・トカルスカ・中大路 L筒井・戸江
日立 遠井・渡邊・内瀬戸・井上・ジャクソン・佐藤美 L佐藤あ
です。
第1セットの序盤から、主導権を握ったのは久光。石井や長岡の攻撃でリズムを掴みます。日立も渡邊や内瀬戸の強打で追いすがりますが、リーグで絶好調の遠井やセンター線が封じられ、なかなか流れを掴めません。怪我明けの井上に代えて、リーグでも活躍した羽賀を投入したりしますが、久光の流れは変わらず、このセットを25-18と久光が先取します。
第2セット序盤、日立はジャクソンにボールを集めリードします。しかし、中盤から久光攻守の要、新鍋のスパイクが巧みに決まると久光のペースです。日立は長内ら控え選手を投入し流れを変えようとしますが、水田のブロックや長岡の強打で一気に突き放し、25-16とこのセットも久光が取ります。
第3セット。なんとかして流れを作りたい日立は、第2セットに突入したメンバーではなく、本来のスターティングメンバーに戻して臨みます。しかしこの日の久光は流れを掴むと全く崩れません。長岡や石井の強打、新鍋の巧みなスパイクに加え、ブロック好調の水田や高さのあるトカルスカ、全員が伸び伸びとスパイクを放ち、日立を引き離します。一方で日立の得点源、遠井のスパイク得点を1に抑え、渡邊の強打も大事な場面でことごとく拾い続け、このセットも25-17と大差で奪い、セットカウント3-0のストレート勝利を収めました。これで久光製薬スプリングスは皇后杯5連覇となりました。
勝負の分かれ目は、スパイカーが気持ちよく打てていたかどうかです。普段の試合ならば、久光の選手の方が窮屈そうで、日立の選手が伸び伸びと打つ展開が多くなりますが、決勝では逆になるパターンが多く見られます。普段よりも高めのセットで打ち切る石井、決められて焦って低く速くなる日立という展開です。
本来の得点源となる遠井のスパイクがブロック1枚に捕まるシーンも多く、その結果更にセットが低くなるという悪循環でした。また、ジャクソンや羽賀・井上のライトへの移動攻撃も普段よりも打ち急ぎ、威力が落ちていた為に、久光のブロックは完全にレフト側の内瀬戸と渡邊をケアしており、水田のブロックや新鍋・石井の好ディグが光るという形になりました。
決勝に強い久光という、王者の貫禄を見せてくれましたね。年明けにはリーグも再開します。この2チームはもちろん、他チームもどう仕上げてくるのか期待したいところです。