天皇杯決勝は、連覇のかかる豊田合成トレフェルサと、リーグで調子を上げてきていたサントリーサンバーズを破った、東レアローズの戦いとなりました。
両チームのスタートは
豊田合成 イゴール・高松・山田・傳田・近・内山 L古賀
東レ ジョルジェフ・米山・鈴木・富松・李・藤井 L井手
第1セット、流れをつかんだのは東レでした。ジョルジェフのスパイクや富松のクイックで流れを掴むと、豊田合成のイゴール以外に仕事をさせず、25-22でこのセットを先取します。
第2セットも東レの流れは変わりません。サーブで山田を狙い続け、ストレスを加えて行きます。さらに、鈴木や米山にも得点するシーンが増えてくると、25-20とこのセットも連取します。
第3セット、中盤までは東レの流れでしたが、終盤にイゴールが大爆発。サーブにスパイクに活躍を見せると、豊田合成が逆転で25-21と取り返します。
第4セットは、東レの攻撃に対して傳田のブロック等でコースを絞り、古賀らがあげるトータルディフェンスが機能しだします。攻撃でも、イゴールだけでなく、高松や傳田、山田の本数が増え流れを掴むと、豊田合成が26-24でこのセットも取り、フルセットへと持ち込みます。
第5セット。序盤から傳田やイゴールのスパイク等で豊田合成がリードをします。お互い攻めたサーブでミスが続く等、連続得点がなかなか生まれない展開でしたが、終盤に東レが怒涛の追い上げを見せます。持ち前の粘りからジョルジェフ、さらには相手のマッチポイントの絶体絶命の場面では米山が決め、デュースに持ち込みます。再び迎えた豊田合成のマッチポイントで、富松のスパイクがアウト。これにて決着…かと思われましたが、東レのワンタッチへのチャレンジが成功し、試合は続きます。互いのチームの粘り合いから、激しいラリーの応酬が続きますが、最後はジョルジェフのスパイクが決まり、東レが20-18と大逆転。3年ぶりの優勝を果たしました。
互いにサーブで攻めることが持ち味のチームでしたが、その持ち味を出させなかった東レの井手や米山、渡辺のレセプション力が光る試合でした。
また、昨シーズン得点源となっていた豊田合成の傳田や近が目立つ場面が少なく、東レの富松や李が目立つ場面が多くあったことも勝負の分かれ目となったかもしれません。大事な場面で、東レはイゴールにわざと攻撃をさせ徹底マーク、ワンタッチで切り返したりミスを誘ったりしました。逆に豊田合成は、クイックを終盤まで意識せざるを得ず、ジョルジェフのスパイクに対してのディフェンスがつききれないシーンもありました。ジョルジェフも、相手のブロックをよく見てコースに打ち抜く、被シャットの非常に少ない良い選手ですね。
男子も上位は混戦ですので、年明けのリーグが楽しみですね(^^)