かつてはあんなに優しかったのに
あんなに話を聞いてくれたのに
ある時から別の生き物になってしまったような気がしていたが、実のところは変わってしまったのではなく、元からそういう人間だったのを自分で『見なかったこと』にしていただけだったと思う。
不倫がバレて人が変わったようになった、と思っていたが、
そこに至るまでの道端に、ちゃんと『サイン』があった。
よくよく考えてみれば「幼な子が2人もいるのに飲み歩いていた」「子供の養育費も、学費も払わなかった」ことは付き合う前の時点で知っていた。
聞かないふり、見ないふりをしていたのは私だった。
一緒に暮らすようになっても生活費は一円も入れず、たった25000円の食費でさえも渋り、月初に請求しても早くて20日、遅ければ月末にようやく払うと言う、ていたらく。
外食をすれば「食費を入れている」と言う理由で一円も払わず、映画を観に行けば1000円しか持って来なかったから払えないと言う。
海外旅行の旅費など当然だが一円も払わない。
お金の面だけではなく、休みの前日は浴びるように酒を飲み、休日はほとんど寝ていて使い物にならない。
挙げ句の果てには嘘に嘘を重ね、私を騙して女を家に連れ込んでいたばかりではなく、バレてもバレても会うのをやめない。
ここまでのクズだったとは想像のかなり上を行ってはいたが。
人は、相手を好きでいるとき
無意識のうちに相手の言動を『好意的』に翻訳する機能が働く、と言う。
例えば、何も決めないただの優柔不断を『私の意見を尊重してくれる優しさ』と翻訳する。
面倒なことから逃げる事なかれ主義を、『喧嘩にならない穏やかさ』と翻訳する。
将来の計画性のなさを、『楽観的でポジティブな器の大きさ』と翻訳する。
そうやって、脳内で勝手に美しい言葉に変換し、自らを納得させてしまう。
そして、心のどこかで『ん?』と小さな違和感を覚えたとしてもそれを即座に打ち消そうとする(DJあおいさんのコラムより)
あんなに優しい人だったのに。
あんなに仲良しだったのに。
なんて思ってはいけない。
よくよく考えたら、違和感などありありだった。
不倫するような人間は、もともとこういう人間だったからであって、された側の私は(不倫については)何も悪くないのに、何度も「口の聞き方が気に入らなかった。言ってもどうせ直らないから」と、全て私に罪をなすりつけた。
どうせ直らない。のはお前の方だろ🤣