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めろらんのブログ☆むろらん闘病記☆

パートナーのむろらんの闘病記を、自分の言葉で綴ります。

 

「めろらんは、

『こいつはもう死ぬんだな』って

思ってる。」


 


 

 

 


 

 

むろらんが発したその言葉に、完全に思考停止するわたし。

 

 

 

 

 

 

 

 


――――― 図星、だった。
 

 

 

 

 

自らの意識には上がっていなかったが、

私の言動は、無意識にそれを示していた。

 

 

 

 

それを、見透かされていた。

 


 

 

そんなわたしの目をまっすぐに見ながら、

むろらんは、一気に言葉を続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、

めろらんが『大丈夫』って

言ってくれないと、

誰もそう言ってくれる人が

いなくなる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――― っ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

わたしは目を、見開いた。

 

 

 

 

その瞬間、その一言で。

 

 

 

 

思考停止していたわたしは、自分の役割を、思い出した。

 

 

 

 

いつだって、むろらんに「大丈夫だよ」と言ってあげること。

 

言えるだけの根拠をもつ自分でいること。

 

そう、自分に課していた。

 

 

 

 

 

なのに。

 

 

 

 

 

 

もはや、嘘でもそう言えなくなっている事態に、

自分で何とかしなじゃともがき、あがいていた。

 

 

 

 

 

 

――――― 一番もがき苦しんでいたのは、彼自身だったのに。

 


 

 

 

 

彼の生き死にを、どうにかできると思っていた自分を、恥じた。

 

 

 

 

 

神様じゃないのに、神様になろうとしていた。

そんな自分を、恥じた。

 

 

 

 

 

 

そもそもわたしは、バカ正直なんだ。

むろらんに隠し事なんか、できやしない。

 

 

 

 

そんなむろらんだって、

わたしに隠し事はしなかった。

「どうせバレルから」と、正直に打ち明けてくれた。

 

 

そんな性格を、お互い認め合っていた。

 

 

 

 

 

むろらんはだからこそ、わたしを信頼してくれていたのに。

 

 

 

自分の命を懸けて、わたしの願望を受け入れて、

自分の神様になっていいよと、許してくれたのに。

 

 

 

 

なんということか、わたしは。

 

 

 

 

 

むろらんの死の気配を感じ取った途端、

その圧倒的な支配力に怯え、臆病になっていた。

 

 

 

 

自分を、信じれなくなっていた。

 

 

 

 

むろらんはそれらのわたしの心の動きを、

敏感に察知していたのだ。

 





一瞬でそれらを理解したわたしは、

思考するより先に、口が、動いた。
 

 

 


「確かに、焦っていたかもしれない。

でも、今はむろらんの生命力を信じるよ」
 


「むろらんは、大丈夫だよ」
 

 

 

 

 

決して多くはないその言葉に、ありったけの想いを載せた。

 

 

 

 

本心だった。

 

 

 

 

だって、たった数時間前に、

むろらんの生命力を信じると、

決めたばかりだったんだから。

 

 

 

 

 

 

―――― むろらんは、ただ、微笑んだ。

 

 

 


 

 


その時の彼の笑顔を、忘れない。


 

 

 

 




私が動揺すると、彼も動揺する。

私が「大丈夫」と言ってあげないと、彼は孤独になってしまう。

だから、どんな時でも、「大丈夫」と言うんだ。

 

 

 

 


むろらんを、決して孤独にはさせない。


 

 

 

孤独になんか、させてあげない。

 

 

 

 

 

私が、いるんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼を孤独にしたのは、後にも先にも、この時だけだと、思いたい。