精神力③ | めろらんのブログ☆むろらん闘病記☆

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パートナーのむろらんの闘病記を、自分の言葉で綴ります。

 

目的地の笹ヶ峰高原に着いた頃には、

気持ち悪さは朝より増していたが、吐き気は、なかった。

 

歩ける体力と気力はまだ、保っている。

 

体力をHP、気力(メンタル)をMPとするなら、

双方ともまだ50%をきったくらいであった。


 

この時はまだ、まさか自分が嘔吐下痢症にかかっているとは

想像もしなかったから、なんとなく気持ち悪いな、お腹冷えたかな、

くらいにしか思っていなかった。

 

単なる寝冷えなら、トイレさえあればなんとかなる、そう思っていた。

 

 

果たして、明らかに様子のおかしいわたしを、むろらんは敏感に察し。

 

 

れっきとしたがん患者であるむろらんに、

逆に体調を気遣わせてしまう状況になってしまったが、

久しぶりの、むろらんとの湧き水ハント。

 

行きたい気持ちは、変わらなかった。

 

 

 

駐車場に設置してある地図を確認した。

 

 

駐車場から湧き水ポイントまでは、だいたい2キロちょっと。

だいたい20~30分のウォーキングである。

 

 

道は、なだらか。

 

 

新緑が美しい、晴れて少し風が吹くくらいの、気持ちの良い道のり。

 

 

往復で4キロ、1時間。

よし。

この程度なら、行ける。

 

 

 

むろらんと一緒に、歩き始めた。

 

 

 

幸い、ウォーキングルートには、

道中1箇所だけおトイレが完備されていた。

 

洋式で、ウォシュレットとまではいかないが、

抵抗なく使用できるくらい綺麗で、

トイレットペーパーも充分に用意されている。

 

この幸運に、心底安堵した。

 

そういえばおトイレの入り口には、鹿よけネットが張られていたが、

鹿がトイレで何をするのだろう?

病原菌から人間と動物、双方を守る為のものかな、

でもそのおかげでトイレが綺麗に保たれているのかな、

などと考えるくらいの余裕もあった。


 

この調子悪さが寝冷えなら、出してしまえばあとは回復するだけだ。

 

 

そう思いながらも、経験則からくる寝冷えと比較して、

なんとなく違和感があった。

 

わたしに嘔吐下痢症の経験が一度でもあったなら、

その違和感の正体に気づいたかもしれないが、

幸いにも、その経験は一度もなかった。
 

 

 

無知ゆえの、不敵。

 

 

 

だからこそ、この時は無茶が出来たのだが、

今後似たような状況で、この時と同じ選択が出来るかと聞かれたら、

わたしには、自信がない。