わたしは、杉浦貴之さん(=貴さん)率いるチームメッセンジャーの、
設立当初からのメンバーだ。
メンバーといっても、出たり入ったりは、自由である。
メーリングリストのシステムを使って情報共有はしていても、
メンバー登録してもメール投稿をしなければ誰にもわからないし、
人知れず出て行っても、やっぱり誰にもわからない。
そして、チームメッセンジャーに入ったからといって、チームの代名詞、
ホノルルマラソンに出なければいけないというわけでもない。
現にわたしは設立当初からのメンバーだが、一度も出たことがない。
(2016年にむろらんとエントリーしたが、
むろらんが亡くなった為、キャンセルした。)
こんな風に、あくまで個人の自由意思を尊重し、
入るのも自由、やめるのも自由、そんなゆるーい会である。
がん患者さん主体のこのチーム、『がん患者』ではないわたしは、
これまでずっと、「サポーター」という立場で関わってきた。
だから、身近に応援したい患者さんがいなければ、
自然にフェイドアウトするものだと思っていた。
が、チームメッセンジャーに入ってからずっと、
わたしの身近には、不思議と『がん患者』が途切れることは、
なかった。
またサポーターとして、貴さんのイベントに参加するうちに、
チームメッセンジャーのメンバーとも、お近づきになり。
チームメッセンジャー関係なく、個人的に交流する人も出来た。
そんなわけで、貴さん並びにチームメッセンジャーとは、
ずっとご縁が続き、今に至るのである。
むろらんが亡くなった、今。
チームメッセンジャーの仲間たち以外には、
わたしの身近に、がん患者は、いない。
もう、チームメッセンジャーからは卒業してもいいのだ。
でも10年近く、わたしの「大丈夫」を支えてくれた存在である。
がん腫はそれぞれ違うけど、いつだって、
わたしと、わたしの大切な人たちの、支えになってくれた。
わたしが、今までお世話になった貴さんや、
チームメッセンジャーに、出来ることは何だろう。
どんな立ち位置で、チームメッセンジャーと関わればいいのだろうか。
がんという病気と関わることは、非常に辛いことである。
それでも、過去記事:『がんの原因③』のように、否応無しに、
身近で大切な人を通してがんという病気と縁をもらったわたし。
決して当事者では、ない。
あくまで見守る者、サポートする側で。
決して本人の苦痛を味わえない、代わってあげられない、
そんな傍観者の立場。
それを、何度も繰り返した。
何度も、「代わってあげたい」と願ったし、
むろらんが罹患した時には、「また、がん???」とも、思った。
サポーター暦、10年。
わたしもいつか、がん患者になるかもしれない。
何しろ1/2の確立である。
でも、その1/2の周りに、家族やパートナーといった、
闘病を支える立場の人が、いるはずだ。
それは、確立にして1/2どころではない。
がんに罹患する人の確立以上に、
がん患者をサポートする人の確立の方が、圧倒的に多いはずだ。
そうだ。
わたしはそんな人たちの支えになれるのでは、ないだろうか。
――――― サポーターの、サポーターなら、なれる。
チームメッセンジャーとは、そういう立ち位置で関わっていこう。
わたしは密かに、そう決めていた。