がん悪液質症状⑦ | めろらんのブログ☆むろらん闘病記☆

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パートナーのむろらんの闘病記を、自分の言葉で綴ります。

 

いつものように、むろらんに希望を届けるべく、情報収集に徹底した。

 

 

なにせ相手は悪液質、知れば知るほど、恐ろしくなる。

 

知ることによって、不安を解消できるというのが知識のもつ力だが、今回は相手が悪い。

 

詳細に知れば知るほど、恐怖は増幅し、不安は増した。

 

 

この感じは、前にも、あった。

 

 

2014年9月、むろらんが、初めてがんを診断された時のこと。

 

あの時は、『すい臓がんの疑い』だった。

 

難治がんランキングのトップを飾る、すい臓がん。

 

 

あの時も、情報収集に明け暮れたが、調べても調べても、ろくな情報は、なかった。

 

 

でも、そうだ、あの時は、『加藤さん』の記事、『膵臓癌を告知され』 に助けられたんだった。

 

 

いつだって、希望は、あるんだ。

 

負けるもんか。

 

わたしが逃げたら、どこの誰が、むろらんに希望を届けてやれるんだ。

 

 

『絶対に、あきらめない』

 

 

『出来ることはなんでもする』

 

 

これは、病気発覚当初から、彼と、交わした約束。

 

むろらんは、うそはつかない。

 

だったら。

わたしが、あきらめるわけには、いかない。

 

 

そして。

 

 

適切な栄養状態の改善によって、悪液質症状を脱することができた、という新聞のメディカル記事を目にした。

 

 

さらに、悪液質にも、意味があるということを示唆している情報も、目にした。

 

 

人間の身体の機能は、人智を超えた、実に神秘的なものだ。

 

身体が起こすことに、無意味なことが、あるはずはない。

 

必ず、なにかしら、人体にとって、有用な意味があるはずだ。

 

それはきっと、悪液質においても。

 

わたしはそんな、『人体の神秘』を信じている。

 

 

だから、悪魔のような悪液質症状でも、人体にとって、なにか、生命を維持するための理由があるはずだと、思っていた。

 

 

まさにそのことを補完する、記事を見つけた。

 

『悪液質は、癌の増殖を抑えようという防衛反応である』

 

『末梢組織を犠牲にしても、脳は保護しようという反応である』

 

人体にとって、もっとも大事な脳を守るための、働きだというのだ。

 

そして、

『悪液質は癌組織の活発な代謝と増殖を抑える』

という記述に、希望を見出した。

 

 

エビデンスレベルは、わからない。

 

 

でもこの時は、この説にすがった。