「思い通りにならないからこそ、いいんだよ」
むかし読んだ本の中で、学者の人が言っていた。
ちなみに、その学者の名前は思いだせない。
今となっては、言葉だけを覚えている。
「思い通りにならないからこそ、私たちは守られているんだよ」
人は、いつも自分にとって、都合のいいことばかりを考える。
物事が自分にとって都合のいい展開になることを、頭のどこかで考えている。
だけど、人の望みというのは、ポジティブなものだけではないのだ。
ポジティブで綺麗な望みもあれば、
ネガティブで汚い望みもある。
〇〇が欲しい、〇〇になりたい…
と望むこともあれば
同じ人が、
□□なんて死んじまえ、□□なんて不幸になれ
と望むこともある。
それらが一様に、叶ってしまわないようになっているのは
私たちが守られているからだよ…
ということを
本の中の学者さんは、言っていたのである。
人生は、自分の思う通りに
良いことばかり起きない。
だけど、自分の思う通りに、悪いことばかりも起きない。
これって、
やっぱり私たちは守られているからであり、
ネガティブな自分を出しても
大丈夫だよ、怖がらなくていいよ
…っていうことを、言っていると思うのです。
(夏河は、そう感じました)
ネガティブな自分を出しても、大丈夫。
その思いは、そう簡単には叶わないようになっているから。
だから、ネガティブな自分を出すことを
いたずらに怖がらないで
ネガティブな自分も、ポジティブな自分も両方だして
肩の力を抜いて
心を軽くして
生きていったらいいんじゃないかなーと
思うのです。