(ごくごくごく…)
(プハァ…!)
地元の神社にお参りに行きました。
鳩が御手水を飲んでいる姿を横目に鈴を鳴らす。
実は、私は神社や仏閣で 手を合わせることを
親から禁止されていました。
家宗の問題でね。
家で信仰している宗派が違うから、よその神様仏様は拝んではいけないよ。と強く言い聞かされて育ったのです。
だから初詣に行く人が羨ましくてねー
修学旅行でも、だいたい神社仏閣は行くじゃないですか。
神社に入る時にワザと鳥居を避けて通ったり、社を見学しているとき「神様ごめんなさい!」って念じながら見学したり…
あんまり楽しくなかった(^^;
家宗に背く行為をしているんだ…という負い目が常にあったから。
おみくじなんてものも、引いたことなかった。
高2だか高3の時の修学旅行で訪れた太宰府天満宮で、
「神様ごめんなさい」を百篇繰り返して、初めて購入したおみくじが人生で初めてのおみくじだったかな。
私にもカワイイ時代がありました(笑)
罰が当たると思っていたんだよね、親のいいつけを破って、他宗派のものに手を出したから。
今のところ、バチらしいバチは、当たっておりません
神様にバチを当てられるかも~~~っと、私が勝手に悩んでいただけでした。
神様が、こんなささいなことでバチを当てるはずがないと、今でこそ思うのですが
いいつけを一心不乱に守っていた当時は、いいつけを破ることが本当に怖かったなー。
私には…
家の教えに背くつもりはないけれど、私は私の思うように、神様仏様を信仰したいという気持が常にあった。
だけど家族に負い目を感じていたから、その気持ちをずっと隠していた。
隠している間は、しんどかった。
思い切って、神様にバチを当てられる覚悟で、お参りをしてみると
どうということもないのです。
ただ、禁を破ってからしばらくは、不安な気持ちでいっぱいだった。
でも、気持ちはすがすがしくて。
すがすがしくて、もうどうとでもなれ…! みたいな。
肩の荷が降りたような気分だった。
今では、
よく神社にお参りに行っています。
好きなんです、神様が
これは家宗に背く(と教えられた)行為なんだけど、やっぱり今のところバチは当たっておりません
怖がって行動しない内は、永遠に分からないことだったと思います。