今年は、まだ新曲を1曲もやっておりません。

 

昨年は、

ラフマニノフの鐘

ショパンのノクターン遺作

ショパンのピアノソナタ2番の2楽章

 

を新曲としてやったのですが。

 

ラフマニノフの鐘とかノクターン遺作

私にしては珍しい取り組みですが、

このくらいは、弾いておきたいなあと思いまして。

 

 

譜読みはやっておくと、後からとても助かるので、

やれるときにやっておくと良いんですよね。

 

とはいえ、

以前やった曲の焼き直しに集中しており、ついつい、

新たなものに取り組む余裕がないんです。

 

気持ちの問題だとは思いますが。

 

 

今年は、初の新曲なしの年になるのか。

 

過去のものの掘り出しでも十分だとは思うので、

新曲なしでもいいにはいい。

 

 

以前は、コレッと思ったら、すぐに楽譜を用意して弾いたものです。

 

 

以前、フィンランド人の知人がいたときは、

シベリウスの「フィンランディア」

(元は、オーケストラですが、シベリウス自身によるピアノ編曲版があります。)

とか、

シベリウスの「樅の木」

をすぐに取り組みました。

 

 

私にしては、とても珍しい取り組みですが、

中でも「フィンランディア」は、弾き映えのする、とても面白い曲です。

 

フィンランドが帝政ロシアの圧政からの独立運動を始めるときに

国民の精神的支柱となった曲です。

 

当初の曲名は、「フィンランドは目覚める」というそうです。

当時、帝政ロシアはこの曲を演奏禁止にした。

 

 

ちょうど、日露戦争で、ロシアが日本に負け、

疲弊した帝政ロシアは、1917年、倒れます。

5年後にソビエト連邦樹立。

その混乱のさなかの1917年、フィンランドは独立を果たしました。

比較的、新しい時代。

 

フィンランドもウクライナ同様、ロシアと因縁を持つ国なんですね。

 

 

ピアノ版の「フィンランディア」は、

最初は、重々しい序奏が続きますが、

下の動画で3分4秒、この曲の中心となる華やかに勇壮な音楽が展開されます。

まさに、国民を勇気づけるものでしょう。

 

最初から4分57秒のところで、中間部の「フィンランディア賛歌」。

これは、有名で、とても美しい音楽。

フィンランドの第二の国家で、フィンランド人は誰でも口ずさめる。

青き美しきドナウみたいなもの。

 

 

演奏姿が華やかなところもこの曲の弾き映えの一つなのですが、

この映像では映っていないのが残念です。

掲載できる映像が少なく見つからず。

しかし、この演奏は、

大変に力強く歯切れがよくこの曲にふさわしい。

 

 

私がフィンランディアを弾いたとき、

セミプロの方が聞いていらして、「私も弾いてみたい。」

と、私に楽譜とか、曲のことを質問されました。

 

舞台映えすること間違いないので、私の演奏はいまいちですが、

きっと、素晴らしく弾かれることと想像しました。

 

 

もう1つ。

シベリウス「樅(もみ)の木」

フィンランド人にとって樅の木には独特の思いがあるんでしょうね。

(ドイツ人もそうですよね。アルプスの少女ハイジを見ればわかります。)

 

この曲は、北欧の、何となく陰鬱なイメージに包まれています。

そのフィンランド人の前で弾いたら、

彼は、故郷を思い出して泣き出してしまいましたえーん

 

 

こんな時代もあったなあと思い出します。

 

今年も間もなく半分過ぎますが、新曲、どうしよう。。。。

 

これだっ!

という曲があれば飛びつくのですが。

 

ひょっこり、とんでもない曲を練習しているかもしれないし、

全くしないかもしれないし。

 

 

年末、どうなっているでしょう。。。。

 

 

それは、神のみぞ知る。

いや、神も知りません。

 

 

ではまた。

ありがとう クリスマスツリー クリスマスツリー ⇐樅の木