子供たちに「何がしたい?」と聞いた

こどもの日



ピクニックをすることになった。






ママの分もおにぎり作っておいてー!

とお願いして、

私は急いで朝食の片付けと洗濯。

次女が作ってくれた私用のおにぎりには、

メッセージ入りのマステが貼ってあった。

可愛くてきゅんとなって、

持ち帰って手帳に貼った。







ただのおにぎりなのに、

外で食べるために準備すると

楽しくて、美味しい。






5月なのに夏日の気温で

日向にずっと居るのが辛いぐらいだった。

姉妹は帽子を持参していなかったので、最寄駅で3人分まとめて帽子を新調した。

これが大正解。

帽子がなかったら、1時間だって居られなかっただろうと思う。

買ってよかった。






コンビニで、アイスを買って食べた。

アイスが身体の中にあらかた入ると

やっと気温が低くなったように感じた。






姉妹がバドミントンをしているのを

近くのベンチで眺めていたら、

テレビカメラを持つ集団が近づいてきて

インタビューをされた。

コロナワクチン接種について。




心配そうに、2人が遠くから様子を伺っているのが

インタビュー中も視界の隅にずっと入っていた。

テレビ局の人たちが隣のベンチへ移った途端に

私の元へ駆け寄ってきて

「ママ!どうしたの?」

「あの人たち、なんて?」

と質問攻め。




テレビのインタビューだと答えると、

「えっ!!!ママ、テレビ出るの!?」

たくさんインタビューを受けた人がいるだろうから、映らないと思うよと答えるも

彼女たちの耳には入らない。

「なんていう番組だろう?見なきゃ!」

「あの美人は誰だ?って有名になっちゃうよー!!」

こちらが恥ずかしくなるほどの身内贔屓を繰り出す長女。

足が細いだの、美人だの、痩せてるだの、

彼女にとってのママ像は一体誰のことを言っているのだろう?

と不思議になるほど、屈託なく誉めてくれる。

誉めていただけるのはとってもありがたいのですが、私はそんなにですよ(笑)と思う。

彼女自身の方が、脚もすらり長く、全体的に細身でスタイル抜群なのに。

そういうところが可愛いんだけど。






家に帰って早めにお風呂に入って

夕飯を食べて、のんびりした。

楽しい連休だった。

幸せだった。

子供たちが帰ってから、少し泣いた。