心を何にたとえよう
空を舞うよな悲しさを
心を何にたとえよう
雨に打たれる切なさを
心を何にたとえよう
一人ぼっちの寂しさを
何かを目にして
そこに重なるものを想像する。
そこに繋がる何かを考える。
その奥行きを感じ取る。
ひとつのものごとを
何度も 何度も
反芻する。
あのときもしかしたら・・・
あのとき本当は・・・
ああしていれば今頃は・・・
それは
後悔とも
願望とも違う。
正解探しとも違う。
自分責めとも違う。
諦めとも違う。
相手を不幸だと決めつけることとも
自分の方が幸せだと胸を撫で下ろすこととも
誰かの不幸を願うこととも
全然 違う。
全然 違います。
どんな気持ちを抱えて
どんな事情を抱えて
どんな立場に立っていたのか。
どこにも正解はないけれど
正解を 求めてもいないけれど。
正解はないとわかっているからこそ
無限に想像し
感じられる楽しい遊び。
人が抱く感情って ひとときにつき、一つじゃない
言葉にならない感情を感じている自分を
感じたことがありますか
あなたが今 感じている感情が
たった一つの言葉で
表せられると思いますか
人間は
人は
そんなに単純なものですか
そんなに簡単なものですか
悲しさを
感じ取ることが
悪いことなんじゃない。
切なさを
感じ取ることが
悪いことなんじゃない。
寂しさを
感じ取ることが
悪いことなんじゃない。
そう想像できるその感性。
たとえその想像が
真実とは違っていたとしても。
誰かを思いやれる、その想像ができることこそが
素敵なこと。
あなたの中のトラウマが見せている幻想でもないし
インナーチャイルドが反応しているのでもない。
ブロックが邪魔しているんでもない。
それ、
あなたが培った
感性だから。
あなたにとって
絶対に
絶対に
必要なものだから。
あなたにとって
絶対に
絶対に
大切なものだから。
捨てないで。
なくさないで。
どうか
大切に。
大切に。
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