私を選ばないのなら





あなたの元にある私の欠片





メモの一枚も





髪の毛一本までも





すべて捨ててください




あなたの元に置かないでください





そのほうが





いっそ私一人きりで悲しみを感じられる





あなたの分まで私が引き受けるから





あなたは光へ向かってください




私と二度と交わらないところへ










私があなたの元にあることで



悲しみを共有している



そう考えるだけで




この胸をかきむしりたくなる