わたしのダサい話をしよう。
昨年の秋、東京であったアイキンの個展のフィナーレで、
アイキンのアートオークションがあった。
私は、速攻で整理券を取った。
でもね、私オークションに参加できなかったの。
その場には居たけれど
完全に傍観者だった。
アートを買うっていう当事者になれなかった。
どんどん落札されていくアートを、
ただ眺めていただけだった。
私の近くにいた人たちが、お友達同士で
喋っているのがめちゃくちゃ聞こえてきた。
「えっこんな値段で落札！？」
「安すぎるよー！」
「誰かが値段釣りあげないと、安すぎるまま終わっちゃうよー！」
【問】そのとき、私は何を思ったでしょうか？
【答】えっ、あなたひとつも落札してませんよね？なんなら手も挙げてませんよね？
すみません、ちょっと猫をかぶりました
【正しい答】
うっさいわ！おめーはひとつも買ってねーだろが！！！
口を出して金出さずの人がキライです。
YouTubeライブとか、見てるだけの人も
なんなん？って思う。すぐ課金したくなる。
だから情けなかった。
買えなかった自分が。
私のお金のブロック
私の「私は稼げない」という思い込み
なのか
な
でも、本当に好きだったら、私はきっと頑張って買うんだ。
正直に言うと
アート に
そこまでときめかなかった。
ときめけなかった。
悲しかった。
好きな人の生み出したものを
愛でれないなんて。
と、同時に
自分を責める気持ちもあった。
情けねーな
びびってないで課金しろよ
愛ちゃんが好きなら、アートにときめいてなくても投げ銭しろよ
大金積めば、覚えてもらえるかもよ
オーダーアートで私だけのアートを作ってもらったら、
覚えてもらえるかもよ
っていうのを、若干ひきずって
あきピカにも持っていってたのかもしれない
って思った。
本当、ダサいね。
毎日毎日、描いた絵をデータにしてお店に並べるって
アヤさん大変じゃないのかなぁって思ってたら
その様子を綴ってくれていて嬉しかった。
アヤさんの絵が好きだから
インスタで上がっていたらいいね押すけど、
それが当たり前になっている私には
その一歩先へ
行けるのがとても嬉しい。
めちゃ応援しているから
毎回の企画にも参戦したいけど、
お金の抵抗がやっぱり全然ある私には
ささやかだけど
応援の気持ちを表せる術があることが
とてもうれしい。
毎日の絵を買いたいけど
毎日は買えないから
ワンコインで
ワンアクションで
ぽちっと買えると
私はとても満たされる。
記念日とか
大切な日とか
関係なく
あ！好き！
で買えるのが嬉しい。
アートをしている人に
こういう売り方して！
私これなら買えます！って言ってるみたいで
すごく失礼なんだろうけど
すごく自分勝手なんだけど
お前自分のお金ブロック棚に上げて何言ってんの？
って思うけど
でも、新しいことに挑戦してくれたアヤさんに
ありがとうって言いたかった。
課金させてくれてありがとう。
買わせてくれてありがとう。
あ、アヤさん
続けてねって意味ではないよ。
いつでも止めていいからね（笑）