「Hoshu」




○ならばどれほどよかったでしょう

未だにテストのことを夢にみる

間違った答案を誤魔化すように

10点の横に○をつける




知らない学問があることを

最後に先生が教えてくれた

言えずに隠してた低い点数も

あなたがいなきゃ永遠に低いまま




成績がもうこれ以上 伸びることなど

ありはしないとわかっている


あの日の補習さえ あの日の追試さえ

そのすべてを受けていた 誰かとともに

頭に残り離れない 辛い先生の声

点数取れるまでは帰れない

今でもあなたは私の先生