有川浩の小説「図書館戦争」で有名になりましたが、日本では、日本図書館協会が「図書館の自由に関する宣言」を掲げています。
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。 |
第1 図書館は資料収集の自由を有する。 |
第2 図書館は資料提供の自由を有する。 |
第3 図書館は利用者の秘密を守る。 |
第4 図書館はすべての検閲に反対する。 |
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。 |
この自由を守るには、図書館が政治に利用されることを断じて阻止しなければなりません。これは欧米でも同じで、図書館が政治に利用される国に言論の自由はありません。
しかしというか、やっぱりというか、
韓国では国会議員の主導で、国会図書館で「日本のヘイトスピーチ:嫌韓本展示会」を開催するという暴挙に出ました。
[韓国語] 嫌韓本展示会
http://www.nocutnews.co.kr/news/4325350
50冊ほどの本を展示し、
日本ではこんなに嫌韓本が出版されていて、在特会などの右翼のヘイトスピーチが酷い
とか言っちゃってます。
繰り返しますが、これは
暴挙です。
そしてこれは
韓国は言論の自由のない国である
ことを、自らあらためて世界に公言したことを意味しています。
大体ねぇ、↑の記事なんて、その展示会の嫌韓本の筆頭が「恥韓論」と「沈韓論」ですよ。
えぇ、あえてリンク張りませんけど、韓国人のシンシアリー氏が日本語で出版した本です。
在特会も日本の右翼も全然関係ないし。
しかもね、国民のほとんど誰も読めない外国の本の展示会って、言い換えるなら、
最初から読むことを放棄した展示会など、図書館が絶対に行ってはならないこと
です。
ま、自国の学生たちに、外国の図書館で蔵書の毀損・改竄させてる国ですしね。
図書館でやっていいことと悪いことの区別がつくはずもないか。
さて、本好きとしては見過ごせない事件ですが、多分、日本のマスコミはスルーするんでしょうね。