ロイターの日本語版だとまだ記事になってないみたいだけど、英語版によると、今、 メキシコでは数万の暴徒が大統領府を囲んで放火する騒ぎ になってるとか。(°д°;)
英語
http://www.reuters.com/article/2014/11/09/us-mexico-violence-president-idUSKCN0IT0XB20141109

その暴動の原因となったのが↓の事件

・[日本語] 学生43人の失踪事件で市長夫妻を逮捕
http://www.cnn.co.jp/world/35056148.html

・[日本語] メキシコ学生43人失踪、犯罪組織が殺害して燃やして川に
http://www.cnn.co.jp/world/35056280.html

簡単にまとめると 市長がギャングを使って左翼過激派を大量殺害した ってことなんですが、さすがメキシコっていうかなんていうか。
ただでさえ複数のマフィアがいて、暴力を一掃しようとした市長が謀殺される怖い国だと思っていましたが、こんなことまで起きるとはねぇ。

こんなメキシコの高速鉄道の入札に、無理な工期はともかく、中国しか応札しないわけだわ。


もうちょっと事件の背景を書いて見ましょうか。

ゲレロ州ってのが左翼過激派の巣窟で、バスやトラックのハイジャックや強盗が日常茶飯事。一方の州警察も、 過去に、移動中の活動家集団を襲撃して17人殺害した後、死体に武器を持たせて襲撃の正当化したことがある とかクソったれぶり。

今回の暴動の元になったのが以下の事件。

9月26日の朝、学生活動家達が3台のバスをハイジャック。警察とカーチェイスになり、警察の発砲で学生2人が死亡。このとき地元サッカーチームのバス1台とタクシー2台が、銃撃に巻き込まれ、バスの運転手、サッカー選手1人、タクシーの女性客1人が死亡。その後、学生1人の死亡を確認。
残りの負傷した学生たちはイグアラ警察署に連行された後、 地元のギャングに引き渡される。
ギャングは学生たちを郊外の空き地に移送。 この時点で15人が窒息死。到着後、残り全員を殺害。
死体の山は、ディーゼル油、ガソリン、木材、プラスチックと共に 焼かれた後、袋に入れて川に捨てられた。
その後、43名行方不明と発表された。

すったもんだした後、 メキシコ連邦警察がイグアラ市長夫妻を大量殺害の首謀者として逮捕。
事件が公になって、大暴動が発生して今に至る。

・・・途中を省略し過ぎ?
だってもう、事件の背景がぐっちゃぐちゃで、まとめようがなくって。( ̄_ ̄ i)

詳しいことが気になる方は以下の更新中のwikiを参照してください。
http://en.wikipedia.org/wiki/2014_Iguala_mass_kidnapping