またまた非常識なクイズの出題と回答。

先日、テレビをつけっぱなしにしてゲームしていたときに聞こえた TORE の一問です。

出題は、 「沖縄でハブの天敵とされている動物は?」

いや、もう、意識はゲームに向いてたのに反応しちゃいましたよ。

だって、 そんなもん、いないんですから。

あえて言うなら人間?

でも、恐れていた通り、 解答は「マングース」 でした。

どうして、そんな間違いするかなぁ?

マングースは、ハブを食べません!


ここに書くために、ちょっと復習しました。

沖縄のマングースは、1910年に 大バカ野郎 動物学者の 渡瀬庄三郎が移入した ジャワマングースが自然繁殖したものです。

移入目的も、 ハブの駆除ではなく 、農作物を食い荒らす ネズミ (ただし、希少な固有種)の駆除でした。

実際、近年の生態調査の結果、 マングースがハブを捕食した例はなく、ヤンバルクイナなど、天然記念物に指定されている固有種や絶滅危惧種の鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類などなど、そして養鶏場の雛や卵が被害にあっていることが判明しています。

すでに十年以上駆除作業が続けられていて、今なお根絶に至ってないのが実情です。

それなのに 「ハブの天敵がマングース」などという非常識な答え をテレビで流すなんて、 基地問題がどうこう偉そうに報道してても、 結局本土のテレビ局は沖縄に無関心 だということの証明でしょう。

呆れちゃいますね。