今朝娘を幼稚園に送った帰りの出来事です。
 
私の前をおじいさんがのんびり自転車で走っていました。電柱のところにゴミ出しスペースがあり、道路の幅が少し細くなっている所にもう少しで差し掛かかろうとしたところ、反対側から子供を乗せた自転車の女性が走ってきました。
どうするのかなと思っていると、その女性がとまり、おじいさんがその細いところを通り抜けるのを待ってあげていました。通り抜けた後おじいさんは片手を上げ、にこって笑い、それをみた女性も軽く微笑みながら会釈していました。
 
これ、当たり前のようで、当たり前ではない光景ではと思いました。
道を譲る、相手を思いやる、それって大切だとわかっていても、朝みんなが急いでいる、慌ただしい時に出来るって、とても素敵なことだなと感じました。なおかつ、おじいさんの笑顔、女性の微笑みながらの会釈、すごくあたたかいほっこりした気持ちになりました。
 
私も道を譲ったり、待つことはしますし、多くの人がそうだと思います。でも、時間がない時や、急いでいる時は、どうでしょう。
 
余裕がない時に私は、「あー早く行ってくれないかな」とか、「ちょっと待ってくれてもいいのに」みたいな気持ちが出てきてしまいます。
 
その後交差点で、青なのに何故か車が2台続けて進入してきてビックリしました。この交差点は歩車分離なのです。なので、車は来る事は無いのですが。2台来たので、歩行者や自転車の私たちが渡るスペースがかなり狭くなりました。
その時、「なんで車がくるのー(怒)」って思ってしまったのですが、そこで気付きがありました。
 
あーこれ許す事が大切なんだと。
車の人も、もしかしたら、歩車分離を知らずに前の車にただついてきてしまったのかも。わざとじゃないのかもしれないし、その車の方もあーやっちゃった、何これ?とか思って恥ずかしい思いをしているのかもと思ったら、怒る気持ちはなくなりました。それぞれの立場、それぞれの事、他人を思いやる事が大切なんだなと思いました。
 
今朝のこの光景を見て、私自身もっと心に余裕を持ち、人を思いやる気持ちを持って日々生活していこうと改めて思いました。2人のように笑顔で過ごしていきたいです。