PC、スマートフォンを見ていて
マッキントッシュのPC、ウィンドウズの話を思い出し
ます。それまでパソコンはキーボードで関数を打ち込み
数値を打ち込んで動かしていました。コピー機で有名な
ゼロックスの一部の人たちが画像で出来たアイコンをマ
ウスで動かすパソコンを作る実験をしていました。ある
程度見通せる段階になり役員会に稟議を掛けたそうです。
当時の経営者がこんな物は駄目と却下して、其れに携
わっていた人たちがゼロックスを退社してしまい、その
人達を誘ったのがアップルコンピューターで残った人達
を誘ったのがマイクロソフトでした。ですからマックと
ウィンドウズはとても似ていました。それは最初に出た
マッキントッシュをウィンドウズが真似たのでは無く、
元々一緒に開発していたグループを構成していた人達が
2社に入ったからです。その時のゼロックスの経営者に
先を見る目が有ったならPCもスマートフォンもゼ
ロックスが支配していたでしょうが、時代が変わり、ゼ
ロックスは会社そのものが消えようとしています。
それと同じ事が日本でも起きています。東レと東芝です。
東レの一社員が当時まだ海の物とも山の物とも解らな
かった炭素繊維を研究したいと稟議を上げ、役員会で
9割りの役員が駄目と言ったのに当時の経営者が9割
の役員が反対するのはまだ世には出ていない商品、先の
東レの主力商品になるかも知れないのでやろうと決めた
そうです。一方東芝で今スマートフォンに使われている
電源を切っても記録が消えないスタティックメモリーの
研究をまだ営業に成っていなかった時、当時の経営者が
利益にならないとサムソンに売ってしまいました。サム
ソンはそれで現在メモリー生産で世界一になっています。
片や東芝は倒産しそうになっています。
会社が伸びるか後退するか経営者の良し悪しが大きな要
素になって居る事が解りますね。
今現在良いものに乗ることは誰でも出来ますし、そこに
大きなリスクがある事に気が付くか付かないかが将来の
経営に影響します。日本で劣るのはイノベーションだと
言われていますが、前に政権を取った民進党が今小惑星
リュウグウに着陸した衛星の研究を無駄使いと廃止しよ
うとして一時研究が中断した経緯があります。スーパー
コンピューターも無駄使いとレンホウ議員、福島原発の
事故も安全といい非難を遅らせた枝野大臣。彼らが政権
を今でも持っていたらあれだけの小型衛星で遠い小惑星
に行く事も正確な今トーロールも出来ない、放射線の被
害者が数多く出ていたでしょう、天気予報も外れが多い
状態だったでしょう。会社も国も動かす社長、役員、首
相、大臣で運命が決まります、選挙に行く時それを考え
投票したいですね。