再出発です。
今年の猛暑は畑に大きなダメージを与えました。しかしこれは
ある意味私にとって良いメッセージだった様に思えます。
当座、畑を覆っている草の除去をします、そして来期からも
襲って来るかも知れない同じような気候でも充分な抵抗力を備
えた畑に造り直す良い機会となったと思います。
クレソンは暑さでダメージを受けました、そしてこれから霜が
下り、クレソンを枯らすかも知れません。そこで当座は日除け
と霜よけを兼ね、クレソンの上に覆いをして、その上に来年以
降日除けだけでなく収穫と成る様、シャインマスカットの棚を
作ろうと思います。
梅は木を作り直す事はほぼ終ったようで来年実をつける枝も数
多く生えて来てくれています、草の除去が終り次第木に栄養を
蓄えてもらい来春に実をいっぱい着けてくれるよう肥料を施し
ます。
野菜とクレソン、セリの場所には今年一杯で畑の横の用水路の
工事が終わり、40年前に作られた用水路が今までと違い順調
に水が流れる様に成るでしょうからそれらの場所に必要な水が
適量に常に送られるようポンプと其れを制御するタイマー等を
整備します。
山梨に来て手探りで農業をしてきましたが、この2年でこれか
ら老後の生活を支えてくれるように色々な作物が順調に育って
くれる環境をこの2年間災害として襲ってくれた状況に対する
対策を教えてくれました。ある意味ありがたい2年間だった様
に感じますね、来年から本格的に再出発する機会となりました。
今おかれている日本、中国、韓国の状況を見て自分なりに分析
してみました。
来年から発展する国は日本、アメリカで反対に下降の一途を辿
る国が中国、韓国と思えますね。
失われた30年と言われた日本は、其れまでの消費財を大量に
生産し外貨を稼ぐ経済から、基礎技術を高め物を生産する基礎
材料、機会が世界で圧倒的に優位になる状態となっています。
数年前まで悩まされていた為替の動向に経済が影響を受けない
資本構成になっています。そして借金王国と言われて居る状態
も資本が増え、負債から資本を引いた数値は世界でも一番と
言って良い程に改善されています。日本の物価が上がらないの
は企業も個人も預金が増え無理して借金をして物を購入する事
が減り、落ち着いた消費となったからと思います。
先月のアメリカの設備投資は過去最大の伸び率となりました。
アメリカと中国の貿易戦争でアメリカの経済が落ち込むと言わ
れていますが、民間企業がこれから落ち込むと予想した場合の
景気で設備投資はしないでしょう。報道で言われているのとは
違い、企業は発展すると判断しているのでしょう。また中国や
アジアで生産している現状からアメリカに生産を移す方向に変
えて居るのかも知れません。その場合ダメージを受けるのは中
国、韓国です。
現に中国、韓国は日本より早いスピードで高齢化が進んでいま
すが高齢化に伴う財政負担に対する対策が両国では殆ど取られ
て居ないこと、生産人口が減り潜在発展率が落ちる事、アメリ
カ、ヨーロッパ、日本が先端技術を守る対策が整ってきた事に
より、先端技術を使った産業が両国では育ちにくく多量の消費
材を生産販売するしか出来ず、大量に生産する事により価格競
争が発生し日本などの国は、それらの生産が行われなくなって
きたこれからは経済への影響は少なくなる事です。
農業も経済も同じですね、災害に見舞われた事で其れに対する
対策をした事で農業も経済も一層の発展が出来るのですね。
幸い日本もアメリカも長い不況で経済、産業が変化されこれか
ら発展する時期に入って来ていると思えます。