基本所得制の導入をする国が出来初めています。 | 国民年金で生活(田舎に移住)

国民年金で生活(田舎に移住)

来年には、仕事をリタイアし、生まれ育った南アルプス市(旧白根)に移り住み、自給自足の生活をしようと計画しています。
今65歳、少ない年金の自給額の中で安定した豊かな
生活が出来ないかと挑戦します。

今、世界で基本所得制の導入をする国が出来初めています。

基本所得制度とは日本の生活保護制度と異なり、国民全員に最低

生活費を支給する制度です。

考え方の基本は不平等問題を解決して選別福祉のために必要な経

費が節約でき、社会も安定するという考えです。

この制度の試験的実施、論議が起きている国は失業率の高い国で、

社会が不安定に成りつつある国だといえます。

国民に所得に関係なく一定の生活費を支給する為の原資はどこに

あるのかの話は聞こえてきません。

失業率が高い国は当然経済が落ち込んでいる筈で、国の収入も少

なくなっているはずです。その原資を税金で賄うのなら支給して

徴収する事になり煩雑さだけが増えた事になります。

マルクスの唱えた共産主義が正にこの考えですね、人がみな平等、

この考えは理想ですね。しかし人は欲の塊です、人より高い地位

に就きたい、人より良い生活がしたい、人より金持ちに成りたい、

様々な欲のあるのが人です、その欲をなくす為には強力な権力が

必要となり、旧共産主義国家の殆どが独裁政権となったのは共産

主義を力で抑え込もうとしたからですね。

しかし、その強力な権力が逆に社会に格差を作る事になります。

現在の中国がまさにそれで、権力を持った人の収入が世界でも有

数の資産者となっている事が証明されます。

働いても頑張っても働かない人と頑張らない人と同じなら働くの

は損、頑張るのは損、そう考えてしまうのも人です。

日本でも国民年金の支給額より生活保護の支給額の方が多い、だ

から年金を納めるより生活保護を受けた方が得だと考える人が多

くなりました。しかし、生活保護は働いてはいけません、何故な

ら元々働く事が困難な環境の人に最低限の生活が出来る援助をし、

国民の生活する権利を保障する憲法の考えから来ていますね。

年金を納めるのが損という考えは自分が生きてゆく為に働くとい

う権利を放棄した事になります。それは損とか解くと言う以前に

人の尊厳を放棄した事になります。

全ての事をお金で判断する考えは貧しいと思いますね。