首都圏のマンションの価格が高騰しています
今年、首都圏で販売されたマンションの平均価格が
5400万円だそうです。
自己資金を1400万円用意して残りをローンにし
た場合、金利1%で35年返済にした場合ボーナス
返済なしで13万円/月、ボーナス併用で8万円/月
ゴーナス時30万円×2回/年です。
これが金利3%に成った場合、ボーナス返済無しで
17万円/月、ボーナス併用で10万円/月 ボーナ
ス時42万円×2回です。
金利1%の時の返済に必要な月収入は約40万円で
すが、金利3%になると返済に必要な月収入は約50
万円になります。
バブル前の今のフラット30に当たる住宅金融公庫
の金利が一番安く6%でした。バブルが崩壊して数
年間は平均金利が8%になってローンを持っていた
人は悲惨な数年間をすごしました。ちなみに金利6
%になった場合の返済額はボーナス無しで23万円
ボーナス併用で15万円/月、ボーナス時約50万
×2回です。必要月収は約70万円です。
今は金利が安いのでマンションも買いやすい、チャ
ンスと言われていますが、何時金利が上がるか判り
ません。金利が上がる要素は先ず、景気が良くなる
事、日本はこれから景気が良くなる事は無いと思う
でしょうが、世界で最初に工業化されたイギリスが
アメリカの台頭と伴に不景気になりイギリス病と言
われた程落ちぶれました、今はどうでしょうか?
そして日本が台頭してきた頃はアメリカは長期不況
で失業者が溢れ、これからは日本の時代だなどと言
われました、では今のアメリカは?
中国の経済が上がって日本は不況になりました。
これが位置までも続くはずも無く、やがてイギリス
アメリカの様に景気は戻りますね、その時金利が1%
なんてありえるのでしょうか。
ソビエトが崩壊し東西冷戦が終焉した頃から世界的な
景気の後退が始まったのです。なぜなら旧共産圏の
人件費が安いのでこぞって旧共産圏に工場を作り物
の価格が半分以下に下がったからです。
一般的に輸入原価が下がっても国内の経費は変わら
ないのに利益は原価のなん%なんてしますから国内
景気が悪くなり賃金と物の価格が下がり、経済が萎
縮し、日本でよく言われた価格破壊が良い事の様に
勘違いをし国内がデフレ状態になったのがこの20
年なのです。しかし、その当時賃金の安かった国々
の賃金は現在は高騰し、当時の先進国と言われた国
と同じになってしまいました。中国も農村部を除け
ば日本とあまり変わらない賃金で、隣の韓国は日本
より高くなっています。しかし、中国、韓国は一部
の人が独り占めをして多くの人は悲惨な状態に成っ
ている現在ですが、それが何時までも許される訳が
なく、そう遠くない将来には平均化されるでしょう。
その時は日本は好景気になり金利は跳ね上がり、ロ
ーン返済で多くの人が苦しむようになる事を危惧し
ます。