今朝はやっと1月らしい寒さになりました。
去年の酉の市で買った高島暦で引越し普請は
4月以外は凶と出ていましたので田舎に移住
するのを4月に決めましたが、今日の寒さを
経験すると4月にした事が正解だったような
気がします。
寒さと言えば今年の景気は多少寒さが強まる
かもしれませんね、中国の経済が大変な事に
成っていますから、共産主義市場経済という
変なシステムの矛盾が一挙に出てきた様です
ね。
共産主義は計画経済で皆が平等な生活が送れ
る理想的な社会のはずが途轍もない貧富の差
を生み、計画経済で在庫、消費がうまくゆく
筈が数年分の過剰在庫を抱え、世界最大の外
貨準備高を誇っていましたが、その中身の多
くが外国からの借金だったようです。
中国だけではありませんが、システムを運用
するのは人で人は欲望と保身の塊ですから、
結局人が全ての結果に関わる事になりますね。
日本だって東芝の例に漏れず、上層部が実態
似合わない計画を作り達成できないのは社員
の能力不足、努力不足と攻め立てますから、
携わる人は結局粉飾をする事になります。
計画は地に足が着いていないと計画は立派で
も結果は悲惨な事になりますね。
バブルの頃、会社四季報を調べて面白い事に
気がつきました。バブルの10年前の売り上げ
利益、給与総額とバブルの最盛期の売り上げ
利益、給与総額を比較しました。
多くの会社が10年間で3.5倍以上の売り上げを
あげていました。その中で10年で2倍以下の会
社が数は少ないのですがありました。
3.5倍以上の売り上げを上げていた会社の給与
総額はそれ以上に掛かっていました。一人当
たりの給与が高くなったのではなく人の数が
増えていました、売り上げは上がったが費用
はそれ以上に上がっていたのですね。
10年で2倍以下しか上がらなかった会社は、
経費も2倍以下で納まっていました。
一人当たりの給料は上がって居るのに社員数
はそれほど増えていないので経費は増えなか
ったのですね。
そしてバブルは弾けて10年後、売り上げの上
昇率の高かった会社の何社かは現在は存在し
ていません。しかし2倍以下の会社はバブル
崩壊後も少しずつ発展しています。
当時大阪に出来た新しい会社、まだ小さかっ
たその会社は去年の平均給与は38歳で1800万
円で日本で一番給料の高い会社になっていま
した。当時経営者の言った言葉が「給与は経
費ではありません、投資です」でした。
やはり、会社の存在意義は社員を幸せにする
事、その為に立派な事業を行う、けして売り
上げでは無い事がわかりますね。