スーパーの平和堂がオーナーのゴルフクラブ

 

🏯 国宝5城のひとつである彦根城と、元祖ゆるキャラひこにゃんによって全国的に知られる湖畔の城下町、滋賀県彦根市


彦根とニャンコがどう関係あるかと言えば、彦根藩主・井伊直孝豪徳寺(東京都世田谷区)の門前を馬で通りかかった際、猫が おいで おいで、おいでするので立ち寄ったところ、たちまち空がかき曇って驟雨が襲い、おかげで難を逃れたという故事に因みます。


直孝は豪徳寺を井伊家の菩提寺とし、寺は招き猫発祥の地となりました。


普通の招き猫は三毛猫が多くて、右手を上げてたり左手を上げてたりですが、豪徳寺のは、猫 白猫で、右手上げ、小判は持っていません。だから、ひこにゃんも白猫。
ところで、豪徳寺といえば、昔、「
Let‘s豪徳寺」(庄司陽子)という少女漫画があって・・・などと余計な話を始めるとぜんぜん本題に入れないので、やめておきましょう。

さて、旗
彦根カントリー倶楽部は、そんな彦根市にあるゴルフ場で1980年(昭和55年)のオープン。彦根で鳥人間コンテストが開催されるようになったのと同じ年。あの大会はもう40年以上つづいているのですね。


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滋賀県を中心にスーパーマーケットチェーンを展開している株式会社平和堂(東証一部)が経営するゴルフ場です。平和堂の本社は、同社が運営する彦根市西今町のビバシティ彦根というショッピングモールと同じ敷地にあるこちらの建物


うちの近所にないのでよく知らないのですが、同社の「フレンドマート」とか「アル・プラザ」というスーパーは、大阪や京都にも何店舗も出店しているようです。

 

ロゴが鳩なのでイトーヨーカドーと混同されやすいのですが、まったく無関係。こちらは2羽ですが、あちらは1羽です。

      

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ゴルフ場は、駅から見て彦根城とは反対側の東側の高台にあります。直線距離で1㎞なので、彦根城と同じくらいの距離。
北側に石田三成の居城だった
佐和山城址。ゴルフ場がある辺りも、かつては山城に関係した場所だったと思われます。


駅とゴルフ場の間には、イオンモールだのエディオンだのヤマダ電機だのといった郊外型の大型店舗が立ち並んでいます。ひこねスカイアドベンチャーという楽しげなアトラクション施設もあります。名神高速の彦根ICもすぐ近く。
 

うろうろしてるときにスシローの看板を見かけて、「彦根のスシロー、すっごい豪華やんか!」「スゴい城だから、略してスシロ!?」と、思わず心の中で叫んだのですが、こんなゴージャスな回転寿司店があるはずがなくて、お隣にある結婚式場の建物だったのでした。

ちなみに、スシローは大阪の会社で、本社は江坂にあります。
              

右ドッグレッグの5番ミドルからは、琵琶湖をバックにした彦根城が眺望できて、天気が良ければ湖の対岸まで見渡せます。

120ヤードの打球練習場のほか、アプローチ練習場も完備しています。
会員になるには、登録料55万円を払って70万円を預託するそうです。



アクセス(近江鉄道・鳥居本駅から徒歩)

どうも、われわれ大阪人は、県庁所在地の大津が京都の2駅先ということもあって滋賀県というのをかなり身近に感じているようです。彦根も大したことがない距離だと思いがちなのですが、大間違いです。琵琶湖の大きさを正しく認識しなければいけない。琵琶湖は、けっこうヤバイ。


大阪から彦根は直線距離で約95㎞なので、実際は100㎞以上あります。大津まで行って、やっと半分くらい。彦根まで行くと伊吹山関ヶ原がすぐ近所です。
因みに、名古屋と彦根は直線距離で60㎞なので、大阪からよりもずっと近い。

大阪駅からJR琵琶湖線直通の米原行き新快速に乗ります。
     

普通電車として国内最長運行区間275㎞(!)を誇るこの新快速電車は、関西圏における「寝過ごすと怖いことになる電車ランキング」不動の第1位(当社調べ)で知られています。大阪から京都に帰るのに、うっかり寝入ってしまい、気づいたら日本海の近くまで連れ去られていたなどの被害事例が多数報告されているので注意しましょう。行きはたいして大事になりませんが、帰りに疲れて眠ってしまうと姫路まで行ってしまいます(思いがけず、同じ日に姫路城まで見る事態に!)。

そんなこんなで、大阪を出発して1時間20分後、ようやく彦根駅に到着しました。
                
駅からクラブバスはありません
クラブハウスまで2.5㎞くらいなので、タクシーでも1000円程度。歩くと30分かかります。

電車の接続がよければ、近江鉄道に乗って一駅先の鳥居本から歩く方が楽です。
  

 

近江鉄道は2両編成のワンマン電車で、ICカードは使えません。
券売機で切符を買って乗ります。10年ぶりくらいに券売機で切符を買ったので、「もしかすると普通電車の切符を買うのは、これが人生で最後かもしれない・・・」などと妙にしみじみした気持ちになりました(新幹線や飛行機の切符は今でも普通に買うけどね)。

こちら、えらくレトロな鳥居本駅の駅舎。 

電車で来た方向に向かって国道8号線(中山道)を歩きます。
 

新幹線の下をくぐってから少し行くと、つるやゴルフ彦根工場なる建物が!

我々が大好きなつるや(大阪市中央区)は、こんな場所に工場を構えているんですね。店舗もあるので、ゴルフ帰りに寄りましょう。

               
 

つるやを左折すると、すぐにゴルフ場の入り口です。
駅から10分。   

アクセス方法ですが、もう一つ新大阪から新幹線を使うというとっておきの
手裏剣裏技手裏剣があります。
普段、滅多に乗ることのない新幹線こだま号で米原まで35分、そこから鳥居本まで2駅7分、乗り換えを入れても1時間かかりません。


コースの東側100メートルくらいのところを東海道新幹線が走っていて、大阪に向かって右の車窓から見えるように「東京・広島から日帰りプレーOK!JR米原駅より約10分」という看板が設置されています(「約10分」というのは米原駅からタクシーでの時間)。
          

 

東京の人らは近場にゴルフ場がないので、新幹線を使って熱海や軽井沢や那須のゴルフ場に出かけたりするみたいですが、さすがに彦根まで・・・日帰りゴルフっていうのは・・・。

「そんな奴おれへんやろ~」と突っ込まざるを得ませんね(こだまだけに)。

 

なお、ひびき師匠は彦根出身です。