「落とし前、つけてもらうかんな?」
憂鬱だ…。
はーいどうも中道恭一です。名前以外すべてがパロディのようなこの作品の主人公でーす。
本当これの作者は楽だろうって感じですよね。本当。
と、まぁ、毎度ながらの自己紹介を済ませまして…。
争奪戦でなにかと忙しかった俺。今俺が置かれている状況。
それは-
「ほら、働けー、副会長」
「働けって…。ジュース買いに行かせるのが、仕事ですか…」
生徒会長の奴隷だった。
そう、これが『落とし前』だった。
一日生徒会長の奴隷になる、が殴った代償だった。
うん、まぁ、家で悪いかなぁ、とは思いました。
「買いに行ってきてよー。副会長ー」
今は思ってないが。
「はぁ、で…なにがいいんですか?」
「んー、じゃ、コーラで頼むわ」
俺は会長からお金を請けとり、生徒会室を出る。
ほんとに、、、、会長のパシリなんて、、、。
誰か、やってくんないかなぁ?
と、愚痴愚痴文句を言っていると、前から一人の教師が歩いてきた。
「おう中道。生徒会長とはどんな感じだ」
例の生徒会長大好き教師だ。
あ、こいつならパシリ変わってくれるかも--
「あの、それが……」
「なんだ!なんかあったのか!……許すまじ」
「へ…?」
「麗しの生徒会長様に何をしたというのだ!!」
否--こいつにだけは頼んじゃいけなかった。
やはり俺が耐えるしかなさそうだ。
「いえ、何でもないです」
「なんだよ。気になるじゃないか!」
「最近便秘気味だそうです、っていう話です」
「なにぃ!!……便秘に効く料理……」
なにやら、ブツブツと教師がつぶやき始める。その様子じゃ、もう俺は目に入ってないだろう。
俺は、廊下で独り言を呟く、ちょっとやばい教師の横を通り抜け、自販機に向かう。
すると、
「やぁ、こんにちは。中道君」
宇都宮さんに会った。
しかし、宇都宮さんと、藤咲先輩は口調が似てるっつーか、同じだから、これを読んでる人に伝わっているだろうか?中道君と恭一君で判断して欲しい。
「あ、宇都宮さん。こんにちは」
「そういえば、君は《狼》にならなかったそうだね。どうしてだい?」
「いやぁ、疲れるんですよねあそこ」
俺は苦笑しながら答える。
それに、今はあそこ敵が多いし…。
「でも、君と一緒にいた辻恋君は《狼》デビューしたそうじゃないか」
そうである。どういう経緯かは知らないが、辻恋が《狼》となった。
まぁ、あそこは兄貴がいるからどうにかなるだろうが。
「そうですね。よくやるなぁ、と思います」
「ははは。今、君が行けば、二つ名を付けられるのは必至なんだけどね。『要塞二号』とか」
「だせぇ!」
「『ア フォートレス バスティーユ』とか」
「中二病!しかも要塞要塞って!」
「あれ、君、意味が分かったのかい?」
「あ、、、う…」
「…ははぁ。そうか。君にもあったのか。右手が疼く年が」
「ううう…」
「それで、フランス語まで調べるとは……(笑)」
「おい!今、語末に(笑)つけたろ」
「フランス語…wwww」
「wもダメだ!」
「うん、相変わらず気持ちいいツッコミだね」
「そこを褒められても…。まぁ、女の子に気持ちいいとか言われるのは良いですけど」
あれ、俺サラリとキモイこと言ってね?
これはちょっと、引かれたかな?
しかし、当の宇都宮さんは、
「なっ…!?私が女の子だって!?」
なにやら可愛い反応をしていた。
…こういう展開のライトノベルとかなら、主人公がビックリするくらいの天然ぶりで褒めちぎったりするんだけど。
「宇都宮さんを弄ったら、、、、、。多分、俺、この学校での青春全て消えるな」
いかんせん、宇都宮さんは、色々なことを知ってることで有名だからなぁ。
俺の色々なプライバシーが公に晒されるだろう。いや、冗談じゃなくてね。
それに、彼女のもとにはたくさんの人がやってくるから、変な噂を彼女が言うだけで、本当の事になっちゃいそうだし。
「それでは。宇都宮さん。俺はそろそろ」
「う、うん。さよなら」
彼女は、紅く染まった頬を手で押さえながら言う。
可愛いんだけど、言うのは止めよう。
「はい。さよなら」
「あ、あぁ。頑張ってね、生徒会長のパシリ」
「なんで知ってんだよ!!」
やっぱり、弄らなくて正解だった。
