今回の件名ネタは10巻がやっと発売された「迷い猫オーバーラン」です。



オーバーランとは行き過ぎとかいう意味らしいですね。侵略という意味もあるのですが…。



はい。てなわけで暇人です。昨日のブログで替え歌するとかいってしなかったので今日こそは、と意気込んでいます。



そういえば私はfullで替えたことないんですよね。てなわけで初のfullで替えようと思います。


替え歌アレルギーの方はお戻り下さい



では「裏表ラバーズ」替え歌「うわ、お前…ラバーズ」です。ネーミングセンスは私には備わってないです



(歌詞)
いいことづくめの夢から覚めた私の脳内環境は
萌え、という得体の知れないものに犯されてしまいましてそれからは
どうしようもなくネットを巡回。今日も暇。
(妄想を)制御するだけのキャパシティなどが存在しているはずもないので

ラブコメの、クーデレや、クーデレや、クーデレ達が振りまいた、萌が離れない(頭から)
どうにかこうにか現在地点を、正当化できるような理由が、ねぇ!!
「暇だわ」ばかりの毎日、そうしてああしてこうして、さよならできねぇ
現実直視でハートが壊れる。ガラスでできてるこの心臓
どこにもいいことないよなぁ、なんて諦め半分呟くよ。
(Q、主はどんな人?)自問自答、自問他答、他問自答
答は同じ(A、根暗)
ああああ

でも本能的に避けちゃって。けど言いたいことはあるんで
痛いんで、お腹が、頭が。遅刻の言い訳はOK
どうにもこうにも二進も三進もあっちもこっちも今すぐお部屋に飛び込んでいけ

もうダメダメになっちゃって
死んだような目になっちゃって
午前に起きることはなくて
年中妄想暇人
蒼白的な顔色で
網膜の上はカピカピで(ドライアイ気味なので)
もうラブプラスでもやっていろよ
愛なんて知らない!!

良いこと嫌なことリアルになくて
刺激のない私生活が
萌えという得体のしれないものに犯されてしまいましてそれからは
どうしようもなくイタくなってく、心内環境を
制御するためのリミッターなどをかけるというわけにもいかないので

愛妻は二次元=ディスプレイの奥の世界に引きこもり、僕を無視する
独りのお部屋で、白紙の手帳を確認して、現実逃避をしたようで

どうして、ばかりの毎日そうしてああしてこうして、なんにも出来ねぇ
現実逃避と現実逃避で構成されてるこの生活
どこかにいいことないかな、なんて裏返しの自分に問うよ=
独り言、独り言、独り言ってことで
ああああ

ただ本格的に暇なんで、だからクリップ遊びしちゃうんで(ただクリップをつけて、外す作業の時間を計るという遊び)
嫌なんで嫌なんで嫌なんで、こんな生活もう嫌なんです
どうにもこうにも上手くいかないし、二時や三時にニコ動、あちらへ飛び込め(ディスプレイの奥)

もうネタ切れになっちゃって
歌詞考えんの辛くなって
ブログの更新遅くなって
やっぱfullはキツいわ
それでも終わんのあと少し
だからあとちょっと頑張ります
でもこっから先の時間は
SGTだ!!(スーパーごり押しタイム)

もうドキドキで壊れそうで
今、胸に生まれたこの気持ち
女の子って分からないわ
ゆりゆららら大事件
なんだかんだ言っても友達で
不完全燃焼なんだよね?
くるくる回る駅のホーム
↑夏番アニソンです




と、こんな感じです。いつもは深夜ノリで書くのですがfullはきつかったです。時間がかかってしまいました。最後は酷いですね。ごり押しでした。



さて、きっと歌詞を読まなかったお前らに告げる



少しでも読んでくれてありがとでした!!


でわまた後日ー。ノシ
「セコいなぁ!男の子なら女相手に逃げんなよぉ」彼は電話番号を打ち終わる。「あ、そうえば、君は特殊体質無かったんだっけ?!」彼は通話ボタンを押す。「だったら、逃げてもしょーがないよねぇ?誰からも責められないね!!」彼はトゥルルルというコール一回で繋がった相手に言う。「逃げちゃえ逃げちゃえ!平凡なチキンクン?」彼は静かな声で言う。「もしもし、生徒会ですか?」『はい。こちら山中高等学校生徒会です。用件は?』「僕、不審者ですけども」『…っ!?』彼は静かに言葉を紡ぐ。「そちらに所属している笠井黒羽さん…」彼はあくまで静かに言う。「今から」『…!?なにを!?』「壊すから」彼は機械のように冷たい声でそういって、終話ボタンを押す。「そうだ!かかってこいよぉ。男の子~!?私に殺人の感覚をぉお」それには応えず、彼は自らの携帯電話を彼女に投げつける。バッ、とそれに彼女が反応して破壊瞬間、彼はその隙をついて彼女の腹に膝蹴りをいれる。「かハッ…」さらに、まともに喰らい、体をくの字に曲げてよろめいた彼女に対し、彼は彼女の右腕を掴み、背中の方へと捻りあげる。「ぐぁ!!ぎ
…ぃ」そんな呻き声など気にもとめず、彼はさらにグイッと、彼女の腕を捻る。そしてついに、ゴキッという音と共に彼女の悲鳴があがった時、彼は手を離し、彼女はその隙に彼との距離をとる。「ハァハァ。許さねえぞ?私に殺されるためだけの存在が!!痛みはもう知ってんだよ!?」右腕を押さえながら声を荒げる彼女。しかし、彼はそれを聞きもせず、彼女に向かって歩く。一歩一歩距離をつめる彼から彼女は全速力で逃げ出し、放送室や校長室を連ねる西棟一階の廊下の突き当たり。保健室というプレートをかけた薬臭い教室に入る。そこから窓を通って外の通路へ出て、体育館に彼女は向かった。そして、彼女が体育館に着いて、30秒程してから彼も体育館に入ってきた。彼女は彼を確認した瞬間、体育館の中にある倉庫からバスケットボールを思い切り、彼に向かって投げつけた。間をあけず、第二投、第三投と投げ、結局ボールかごが空になるまで投げた。が、彼には一つも当たらなかった。これは別に彼の回避スキルが凄いわけではなく、ただ彼女の利き腕が左ではなく、狙いにくく、避けやすかったのだ。「あ…ぅ!?」しかし、今まで一度たりとも
攻撃が当たらず、それどころか腕を折られたことから、彼女は向かってくる彼に恐怖をおぼえた。立ち向かっても勝てない。左腕も折られてしまう。全身砕かれる。そんな思考に絡め捕られ、彼女はただでさえ精度の低い左腕で倉庫の物を投擲する。そんなパニックに陥った彼女の攻撃は当たるはずがなく、彼はゆっくりと彼女との距離を縮める。そしてついに、彼女は投げるものを無くして、その場にへたれ込んでしまう。「来ないで!!来るな!!来るな来るな来るな!!」彼女は怯えた声で叫ぶ。すると、今まで何にも反応しなかった彼が口を開いた。「特殊体質が無い奴は、逃げ出してもしょうがないんだよな」「っひ…」彼女は俯いたまま情けない声をあげる。彼女には彼の顔を見る事が出来なかった。本能的に、体がそれをさせなかった。「じゃあ逆に、特殊体質がある奴は逃げ出しちゃ、駄目なんだよな」彼は言いながら彼女の方へゆっくりと歩く。定期的なリズムで近付いてくる彼のスニーカーを見ながら、彼女は恐怖から立つことができなくなっていた。そしてついに「なら、僕になにされても、文句は無いよな?」彼女の目の前でスニーカーがピタリと止ま
った。この時、彼女は確信した。戦っても勝てないどころじゃない。左腕も折られてしまうどころじゃない。全身砕かれるどころじゃない。自分は、死ぬのだ。目の前の年下の少年に殺されるのだ。殴殺。絞殺。撲殺。斬殺。圧殺。殺。殺。殺、殺。殺、殺殺、殺殺殺殺殺殺。「死……ぬ…」彼女は呟いた。小さく呟いた。狂気的な彼女は正気的にそう呟いた。「そうだ。お前は死ぬんだ。殺されるんだ」彼はどんな顔をして、言っているのだろうか。笑っているのか。はたまた、悲しい顔か。いや、多分違うだろう。彼はただ普通に、発狂している。気が狂う程に無感動に私を殺す。あくまで作業のように。「…なんでお前は私を殺す?」彼は胸ポケットに入っている小さめのペンを取り出し、キャップを外す。彼はそれを持つ腕を持ち上げて、応える。「お前が嫌いだから」ドスッ。

私は死んだ。死んだ。死んだはずだった。彼女はいつまでたっても痛みを感じない事から、そうっと目を開いた。ピタリと。彼女の背中の上3センチで、先の尖った黒のゲルインキのペンが止まっていた。「あ……れ…?」彼女はおそるおそるゆっくりと顔をあげる。彼はそんな彼女など眼中にも入れず、目を細くしながら横目で体育館の入り口を睨んでいる。その視線の先には彼女の良く知る、金髪で長めの髪。目は閉じられ、常に微笑を浮かべている人物。「…麻華……か?」麻華薫。三年A組1番。山中高等学校生徒会「生徒会長のおでましだよ?」生徒会長。「麻華……生徒会長」「そうだよ。新入生兼不審者の中道君?」「とりあえずそのペンどけてあげてくれないかな?」彼はそれに素直に応じ、元々の胸ポケットにペンをしまい、まだその場に座っている黒羽の耳元に口を近づけ「二回目はないですよ?先輩」と小さく告げて麻華のいる体育館の入り口に歩いていく。そして、ちょうど彼が麻華の隣を通り過ぎようとした時、麻華は腕をあげ、通行止めを宣言する。「中道君。君のおかげで色々と、面倒なんだ」「下校時間近いんで帰らせてください」「門を閉めたり、部屋を
破壊したり」「それ、僕じゃないんですが…」「というわけで生徒会に入ろうか」「話を聞け!?」「OK?そうか、快い返事、感謝するよ」「明らかに四文字だろーが!!どう聞いたら、半分の二文字になるんだ!!」「不満かい?」「不満です」すると麻華はスラッとした目を小さく開き、言う。「殺人未遂だよ?」パカッと携帯を開き、動画フォルダを彼は開き、最新のやつを再生し始める。この男は説得させるという行為が苦手なのだ。極端に。の、くせしてNOを受け入れない。大変面倒である。「…………は…」「は?」「…入りますよ」「ん?」「入りますよ!!!!」「そうかい。それはよかった」中道恭一は、キレると怖いが、やっぱり、目の前にある携帯をへし折れるほど、度胸はないへたれだった。このようにして中道恭一庶務が出来たのだ。
~続く~
「つーわけで来ちゃったけど…」
彼-中道恭一は東校舎4階の角のつきあたりに位置する教室の前に居た。
「あぁー。生徒会なんて、やる気ないのに…」そんな事をぼやきながら思う。自分は案外、小心者だなぁと。事は、つい30分前。同クラスの倉島千恵につまらない理由で嘘をついてしまったことにより始まり、今更、嘘だったとは言えないくらいに、クラスメートから『死ぬな』と心配?され、そこまでならまだいいが(良くはない)お守りまでくれる人も出てきて、引き下がれなくなってしまったわけで。「あぁ。なんと情けないことやら…」恭一は初対面の人間にそこまで心配される生徒会、の本拠地。生徒会室の前で一人悲観する。「…まあ、ぐじぐじしてても仕方ないし、行くか」それでも切り替えの早さは得意と言っても過言ではないと自負する恭一は、その自慢の切り替えで、生徒会室の扉を開いた。「ん?どちら様ですか?」すると中には、メイド服をきた女生徒がいて。パタン。「ちょ…!?なんで閉めるんですか!?」教室の中にいたメイド服の彼女は慌てて恭一が閉めたドアを開けようとする。「切り替えは早くとも、やはり小心者なんですよ、俺」「なにいってるんですか!?」しかし恭一はなんか開けたら負けな気がして閉じたままに
しようとし、拮抗状態になる。しかしそれでも、やはり恭一と女生徒じゃ、流石に力に差がでるはずと、甘く見ていたのだが「特殊体質《腕》」その一言によりそんな考えは打ち砕かれる。その瞬間、女生徒の力がいきなり増幅したからである。刹那の衝撃から恭一はドアを閉めていた手をバッと離す。恭一のその判断は正解で、バゴン!という大きな破壊音と共に、さっきまで恭一が抑えていたドアノブ式のドアが、消えた。否-それは消えたわけではなく、例のメイド服の女生徒の片手にドアノブが握られていて。当然そのドアノブにはドアが付いているわけで。つまり彼女がドアを開けるためにドアを引っ張り、ドアごと引っこ抜いてしまったというわけで。「…………え…?」「新一年生の方ですよね!」恭一はドアを持った、メイドという何とも言えない彼女を見つめ「生徒会に」「入ります!入りますから、殺さないで!」土下座した。「そうですかー。良かったー」彼女はドアを床に置き「んー。では、入部試験を…」「入部…試験?」土下座のまんま彼は聞き返す。「あら、知らないできたの?」「は、はぁ」恭一は今日何回目かの、こいつ知らないのになんで生徒会きてん
の、的な言葉に、自分の知識の無さを痛感する。そんな恭一に構う事なく、彼女は話を続ける。「まぁ、生徒会は危険度が高い故にその生徒が生徒会に相応しいか、試験するんですよ」「下手したら、死にそうだからなぁ…」「そういうことです」「はぁ。で、今年の試験は?」すると、彼女はにっこりと笑って「私との戦闘です」死刑宣告。

「え…なんすか。その、いきなりの死刑宣告」恭一はようやく土下座をから起き上がったが、気分的には土下座してでも死刑-試験を受けたくなかった。「やだなあ、中道さん。私だって、か弱い女の子ですよ?」「か弱………?あ。あははは」彼は何かを理解したように笑い出す。「どうしました?」彼女はそんないきなり笑い出した恭一を不審に思い、問いかける。そんな彼は「いやぁ?面白いギャグですね。そんなゴリラみたいなパワーなのに、か弱いて…」「ゴリラ!?私が…」少年は目の前のゴリ…もとい、彼女の拳がフルフルと震えていることに気付かず試験を本物の死刑に近づけていく。「先輩、僕、猛獣との戦闘はちょっと…」すると、恭一の言葉を遮って、恭一の顔スレスレを、ビュッッ!、と鋭い音をたて、何かが飛んでいく。しかしそのまま飛んでいったわけではなく、恭一の頭の後ろ10cmにそれは浮かんでいた。超能力で浮いてるとかではなく、拳である。そしてそれの持ち主は言うまでもなく「ゴリラというのは…私のことか…?」彼はいきなり飛んできた拳に頭を冷やされ「いや…?ギャグ…じゃないんですか…?」その一言で彼女は「そんなに死に
たければ…」「いや、あの」「死刑にしてやるわぁぁぁぁぁぁあ」キレた。「すいませーん!!」彼の謝罪も、もはや意味なく、彼女は左アッパーを繰り出す。「ちょっ…!?まじ、死ぬから!!!!」「死ねぇぇええ」恭一はすんでのところで彼女のギロチンをかわし、彼女と5、6歩の距離をとる。「死刑になりたいんじゃないんか、ボケぇ!」「僕はあなたみたいに人殺してないので遠慮します!」「殺してないわ!殺すだけ!」そう言って彼女は踏み出し、右フック。「それって過去形から現在進行形、って僕、殺されるじゃん!」それを右に回避。しかし、彼女は、勢いをつけすぎた為(恭一を一撃で殺す為)止まれずにさっきまで恭一の後ろにあった壁に右フックをかまし、ガラガラっと音をたてながら、壁(元)の一部が崩れる。こんな状況下にも関わらず、恭一は「何壊してんだよ!!!!アホか!!退学になるぞ!?」つっこんでいた。もはや、危ないツッコミ精神である。そんなツッコミに対し彼女は得意気に笑って「生徒会はその危険度故、学校破壊が許されているのよ」「だからって破壊は推奨されてねえよ!?なん
で壁壊す威力の右フック器喰らわせようとしてんだよ!!それは、不審者との戦闘のみでしょ!僕相手じゃ」と、彼女は恭一にズビシっと指を指し「あなが、不審者なのよ」「は?そんなわけ」すると、彼女は制服の胸ポケットから生徒手帳を取り出しパラパラとページをめくり、読み上げ始める。「校則200」「生徒会室に無断で入った生徒会役員以外の者を、一般生徒であれ、不審者とみなす」「なッ!?つか200!?多くね!?」彼女は得意気な笑みを崩さず「つまりあなたは」「不審者なのよ!!」断言した。「無断じゃないだろうが!!!!」そうである。まず、彼は無断じゃなく、一応試験を受けているのだ。しかし彼女はそれでも笑みを崩さず、断言した。「無断かどうかなんて、私が決めるものよ、馬鹿め!」そんな反則宣言を堂々と言い切って、彼女は右に踏み出し左ストレート。「職権乱用だろ!?それ!!」彼はその攻撃を捌き、よろめいた彼女に足払いをかけて転ばせ、そのまま……逃げた。やはり、基本的には小心者なのだ。しかし彼女がそれを見逃す訳なく「逃がすわけないでしょぉが!!」そんな怒声と共に彼女は恭
一に接待用のソファーを投げつける。「ちょっと!それ、反則っしょ!!」彼はギリギリで生徒会室の出口に突っ込み、ソファーは出入り口で引っかかって、ドスっと音をたててその場に落ちた。「っ…!?あっぶねー」こうして、生徒会室からの脱出に成功するが、別にそれで不審者というレッテルが剥がれるなんて事はないので、恭一は体を休めず走り出す。「とりあえず、校門をでれば不審者の排除という目的は果たされる訳だし!そうすりゃ、一生、生徒会室に近づかなけりゃいいんだ!」という何とも主人公らしからぬ思考に基づき、彼は校門前まで来たが「なっ…!?校門が!」彼の前のいつも夜以外開きっぱなしの校門が、閉まっていた。しかも今の時代では特殊体質があるため、自然にセキュリティーは高くなり、その校門はもはや門ではなく、『鉄壁』といった方が正しいと思えるほどに、内外の干渉を拒んでいる。「な…なんで。これは生徒会の活動時間内は開いてるはずじゃ」すると恭一の言葉を遮るように〈ピンポンパンポーン〉と、定番な校内放送がかかる。流れてきたのは、呼び出しでも、避難命令でも、ましてや昼の放送でもなく〈はいはーい。
きこえますかー?〉猟奇的な彼女の声だった。「っな!?…あいつ!?」〈きこえてるよねー?全部のスピーカーから流してるわけだし〉「生徒会は…そんな事も出来んのかよ…」恭一は半ば呆れつつ、キーンとうるさい放送を聞き続ける。〈恭一クン。君がなにを聞きたいのかはよーく分かってるさー?私は神だからねえ!!アハ〉気が狂ったように彼女はつづける。いや、気が狂ってる。先程までの彼女が正常な人間に見えてくるほどに、今の彼女は、狂気で狂喜で凶器だった。その『キョウキ』は止まらない。〈分かるぅ。分かるよ?手に取るよーに分かる!校門が閉まってる理由だろぉ?〉〈私がやったに決まってんじゃん!!理由は神だからだよ!!アハハハハ!〉〈そんな神の美声を聞けてんだからさぁ?この放送、全国ネットにつなぎたいよね?そう思わなぁい?思うねぇ!!〉〈さて!こっちだけズルして名前知っちゃてちゃ可哀想だよねえ?私の名前聞きたい?聞きたい!〉〈じゃあ教えようか!耳んなかかっぽじってよく聞けよ?私、私、私はぁ!〉〈笠井黒羽よ!!!!〉

狂気の発信もとい放送が終わり、放送室から彼女-笠井黒羽が出てきた。それと同時にそこから10メートルの距離から恭一は彼女に話しかけた。「こんにちわっすよ。先輩」彼女は彼がいることに驚いたような顔をして、そのあとニタリといやらしい笑みを浮かべた。「驚いたなぁ。あんな自己紹介したら逃げてくかと思ったのに?」「そうも考えたけどね…。出れないんだから、わざわざ来たんですよ」「はハは?チキンなのかそうでないのか?」彼女のふざけたような態度に多少の苛つきを覚えながら、恭一は本題に移る。「まあ、そこはいいんすよ、先輩。僕が気になってるのは」そこで彼女は恭一の台詞を奪うように「私、だろ?」と、自らの胸の部分を右手で指差しながら言う。「…そうです。あなた誰ですか?」「私はぁ、笠井黒羽ってぇ言わなかったぁあ!?」「…どうしてか、僕には、初めまして、としか、あなたに思えないんですよ」彼は、わざととしか思えない彼女の言動を無視し、続けた。「もう一度聞きます?あなたは誰ですか」彼は先程より力強く聞く。すると彼女は「か…」「?」「笠井黒羽って…」彼女は恭一を射て殺すように睨みつけ「言ってん
でしょうがぁぁああ!!」だっ、と恭一へ殴りかかった。猛スピードで迫り来る拳を通常なら逃れられないが、恭一と彼女の間は10メートルあり、一秒ちょっとで0に変わる距離だが、それでも恭一には回避ができる。右。左。後ろ。三つの回避ルートがある中で、彼は『前』へ踏み出した。その、拳直撃の可能性が高いルートに彼が進んで来たことに、彼女は一瞬だけ、怯んだ。その隙をついて、恭一は渾身の右ストレートを彼女の顔面に叩きつけた。「っな!?がばっっ」そんな声と共に、彼女は後ろに吹っ飛び、背中から廊下に落ちた。「…逃げても無駄なら、戦うさ…」そんな言葉をボソリと呟くが、いくら相手が一撃で人を殺せるレベルの相手でも、女の子であることに変わりはない。そのため恭一は顔面を殴ったという行為から、バツの悪そうな顔をしていた。しかし、それとは裏腹に彼女は「…………あ……アハ、ハハ。アハハ!アハはハハは!」笑っていた。狂喜的に笑っていた。「そうだ…。これだ…。この感覚だ」彼女は口内出血により口の中を真っ赤にしながらも笑う。「痛い…痛いイタい痛いイタいイタイイタイイタイイタイイタイイタイ!!!!
」彼女は口の中の血を味わうように、舌で鼻血を舐めとる。「この痛みは、私の物!?そうだ!これを感じてるのは笠井遥じゃない!!笠井黒羽!?」「今は、私がここにいるの!!」「遥…?」と、恭一は首を傾げたが、彼女は気にしない。「ありがとう?この感覚を得たのはあなたのおかげ!こうして私は人に近付いた!!」「…でも足りない。まだ私は…」そう言いながらユラリと彼女は立ち上がる。「人を殺す感覚をまだ知らないィィ!!」彼女は右手で左へ水平に手刀をくりだす。しかし「あ……?」彼はそこにいなかった。代わりにそこから10メートル離れた場所に彼は居た。「結局逃げんのかぁ!?恭一くん!!」彼は喋らずに自らの携帯電話をとりだす。電話をする先は「生徒会室、かい?」彼女がそういうと、彼はボタンをおす指を一瞬止めた。それを見てか、彼女はニヤリと口端を歪める。この学校における生徒会は簡単にいえば生徒、教師、学校と山中高等学校全体から依頼を受ける何でも屋といえる。そして、そんな重大な生徒会の本拠地である生徒会室を彼女は壊していた。つまり、生徒会室は他のところにある、という
ことになる。そしてやはり、重要な分、その生徒会室には笠井黒羽に見合う実力の奴がいる、となるわけだ。
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