今回の件名ネタは「ベン・トー」です。ごり押しです。


てなわけで暇人です。ブログネタはやっぱり報告てなわけで。でもただ書くのもアレなので、ということで文体を変え、報告です


今日の報告(長文注意)

私はなにをしているのだろう。
身体の自由を失い、近くにいた大人に助けを求めながらそう思った。

体育祭。私にとって2011年9月30日-つまり今日はそういう日であった。別に私は体育祭に特に思い入れはないので、ただ「今年もこの日が来たか」程度の気持ちで、朝早く始まった開会式に臨んでいた。
その後も周りの同級生が勝った負けた、乱入するしない、色々な事で盛り上がっているのを尻目に、私は自分の競技が来るまで、グラウンドに敷かれたブルーシートの上で誰とも喋らず、一人佇んでいた。元々朝に弱い私は慣らしながら話し始めるのがいつもの流れで、ある程度親しい友人達もそれを知っていたので話しかけてくることも特になかった。それに私は別に一人寂しく座っていても、ウサギのように死ぬことはないし、周りに友達がいるときは、喋ってないと居心地が悪いなんてリア充女子のような考え方もしていない。まぁ、男子校の私が女子という生物を語るのはおかしいが。
話が逸れた。閑話休題。
そのままそつなく午前の部が終わり、私も同級生と普通に話せる程度にはコミュニケーション能力を取り戻した私は体育祭への興味が無くなっていた。最後の自分の競技が終わったあとは、グラウンドからも出て、相談室という、和室、ソファー、テーブルがあり、全体で32畳くらいの特殊な部屋で休憩しようと友人と四人で決め、相談室にあったトランプやジェンガで遊んでいた。しかしこのような遊びには無性に盛り上がる要素があるもので、テンションは右肩上がり。何を思ったのかそのままのテンションで相談室を後にし、グラウンドに戻った私達は一つの過ちを犯してしまった。その後におきる事件の引き金。某ゾンビ映画でいえばいきなり横断歩道とかで倒れた奴を心配して駆け寄って来る奴の行動。あれは可哀想だなぁ…。でも、たった二人からあんな繁殖するのはツッコみたいなぁ…。
閑話休題。
ところで昔、運動会体育祭の色分け、あなたはどうしましたか?
私は小学校の色分けは帽子、中学の色分けは単色Tシャツ。まぁ、ありふれた普通の分け方だろう。
で、この単色Tシャツが鍵だった。
話を戻して、私達四人がグラウンドに戻ってきた時間帯は部対抗リレーがちょうど終わった頃だった。我が組から出たクラスメートが戻ってきたぴったりその頃だった。「疲れた」「きついわ」とか言ってくるクラスメート。その話を聞きながら私はなぜか
そのクラスメートの単色Tシャツを








「お疲れー」と言いながら








クラスメートの驚く顔。ビリリっと修正テープを使ったような、なんとなく心地よい音。一瞬の手応えの後、力を入れずとも破れる気持ちよさ。その他諸々が私の高揚した気分をさらに刺激したのだ。そして私の意志を感じ取ったかのように、相談室にいた残りの三人はそのクラスメートの単色Tシャツを、青の布へと変えた。
人間、一度快楽を味わうと、それを中々手放さなくなる。それが本当の事だと実感した。
私達四人は本能のままに次の標的を定めた。
そこから先は早かった。
Tシャツを破られた人間は吹っ切れたかのように、他のTシャツを狙う。正にTウィルスだ。
そして被害は広がり、Tウィルスは他クラスにまで浸食した。
でも私は気づき始めた。このTウィルスはTシャツが無事な奴を襲う悪魔のウィルスであること。そしてこの連鎖を作り上げた四人はTウィルス感染者でありながら、Tシャツが無事ということに。

共食いが始まった。
相談室組の一人が一人を襲ったのだ。そして今まで仲間だったほかのTウィルス感染者も、餌を見つけた烏のごとく群がり、相談室組の一人が死んだ。
そして殺したもう一人も、殺された一人にヤラレタ。
さらに相談室組の感染者は行動が早く、途中で抜け出した一人も一瞬で殺された。
ここまで来たら推測は確信に変わる。
Tウィルス感染者から私へと向けられる剥き出しの欲望。戦慄した。
身体が勝手に動き始めた。私は駆けだしていた。走って走って走って走って。大人にもすがりついた。しかし、奴等はあてにならない。なぜなら今は体育祭であり、最終種目だからだ。私は逃げた。逃げ続けた。
しかし…

大量の《ヤツら》に囲まれ身体の自由を失った。着ていた上着は脱がされ、残るは真っ青のTシャツ。大人は助けてくれず、友人は遠くから笑いながらこちらを見ていた。
そうしてビリリっと音をたて、一つの命の火が消えた時、この事件は幕を閉じた。

これが私が体験した「学園黙示録」である。これをよんだあなたは是非気をつけて欲しい。








でわまた後日