結婚相談所「ナレソメ予備校」が独自の婚活メソッドをまとめた初の著書『「本当の幸せ」が一生つづく! ロジカル×ラブ婚活』が6月19日に発売決定。予約受付中
「いい人がいればいつでも結婚したいのに、なぜか結婚までたどり着かない」、「結婚相手が見つからない」そのように感じている婚活中の人は多いのではないでしょうか。もしかしたら、自己認知がゆがんでいることが原因にあるのかもしれません。話題の恋愛リアリティーショー『恋愛病院』を経済「ReHacQ」のスポンサーとして共同で制作するなど、いま注目の結婚相談所「ナレソメ予備校」による初の著書『「本当の幸せ」が一生つづく! ロジカル×ラブ婚活』(6月19日発売/朝日新聞出版)より、先行して一部抜粋・再編集してお届けします。 【グラフ】35歳を過ぎると…未婚率のデータはこちら * * *
■現在地を誤認すると、婚活は詰む
少しだけ、厳しいことを言います。 婚活に苦労する人は、相手を選ぶ以前の段階で、すでにズレています。
そのズレとは―自分の「現在地」の見誤りです。
・自分は、他人からどう見られているのか。 ・どんな相手と現実的にマッチできるのか。
・そもそも「 自分」とは、どういう人間なのか? ここがズレていると、会えるけど決まらない。付き合えるけど続かない。
彼氏(彼女)はできても結婚ができない。「何かがおかしい」という違和感を抱えたまま、気づけば婚活が長期戦になってしまう。 ―
―これは、決してめずらしい話ではありません。そして、これは性格の問題でも、努力不足でもありません。自己認知がズレたまま戦っているから、結果が噛み合わなくなる。それだけの、シンプルな構造です。
では、人はなぜ「自分の現在地」を、こんなにも簡単に見誤ってしまうのでしょうか。その原因は、大きく分けて3つ。 (1)年齢ギャップによる錯覚、(2)恋愛経験を基準にした自己評価の歪み、そして(3)「自分は現実を正しく見ているはずだ」というナイーブ・リアリズムです。
■自己認知のズレ(1)
年齢ギャップ 年齢は、婚活市場では想像以上にシビアな指標。にもかかわらず、人は歳を重ねるほど、こんなふうに考え始めます。 「自分は中身で勝負できているはず」「年齢は重要じゃないでしょ?」 ――気持ちはわかります。仕事や人間関係の場では、年齢は強みになり、経験が評価され、「この人に任せたい」と頼られる場面も増えていく。
しかし、婚活の場では、話は別。 特に女性の場合、年齢は結果を大きく左右する最重要要素のひとつになります。
『令和5年度版 厚生労働白書』年齢階級別未婚率の推移」によると、34歳頃までは、年齢が上がるにつれて未婚者の割合は着実に減少。つまり、多くの人が、そのあとに結婚へと進んでいるということです。
ところが、35歳前後を境に流れは変わります。未婚率の下がり方は鈍くなり、結婚に至る人の数は伸び悩みます
。ここが、結婚の可能性が分かれ始める分岐点だと読み取れます。 一方、男性は、自分の価値を、無意識のうちに「年収/社会的地位/経験値」というわかりやすい数字に変換しがちです。その結果、「これだけ稼いでいるんだから」「これだけ社会的に成功しているんだから」というロジックで、年齢差のある相手とも、釣り合うはずだという錯覚が生まれやすくなるのです。
■自己認知のズレ(2) 恋愛経験バイアス
一方で、別の理由で自己認知が逆方向にズレてしまう人もいます。それが、恋愛経験を基準に、自分の価値を測ってしまうタイプです。 特に多いのが、恋愛経験が少ない男性。「恋愛してこなかった=異性としての価値が低い」「告白されたことがない=魅力ゼロ」――そんな雑な計算式で、自分の市場価値を過剰に低く見積もってしまう。これが、「恋愛経験バイアス」によるズレ(過小評価)です。
でも、思い出してください。恋愛と結婚は、同じ土俵ではないことを。
恋愛は、瞬間の高揚が評価されやすい世界。
一方、結婚で重要なことは、誠実さ、安定感、話し合いができる力といった資質です。
つまり、恋愛経験が少ない=結婚に不向き、ではありません。むしろ、派手な成功体験やロマンティック・ラブの幻想に引きずられにくい分、結婚向きの資質が最初から合格ラインを超えている人も少なくないのです。
恋愛の勝ち負けを、そのまま自分の価値だと勘違いしてしまう――この思考は、男性特有のものではありません。 女性にもまた、別の形で現れます。多くの女性はこれまでの人生で、「好意を向けられた」「アプローチされた」「告白された」といった経験を、意識せずとも、ある程度積み重ねてきました。
実際、ナレソメ総研の調査では、「一度も告白されたことがない未婚女性」は、全体の7・3%に過ぎません。この環境の中で、女性の自己認知には、ある前提が刷り込まれていきます。 「だって私、ずっとモテてきてるじゃん。今までも声はかかってきたし。だから、私が選ぶ側でしょ?」 これは決して、思い上がりでも慢心でもありません。これまでの経験から見れば、ごく自然に形成される感覚です。 ただし、ここに婚活特有の落とし穴があります。恋愛や一時的な関係で得られていた評価と、結婚相手としての評価は、同じ尺度では測られないという点です。 こうして自己認知は更新されないまま、昔の勝ちパターンを握りしめたままで、「婚活」という別ルールの戦場に立ち続ける。それが、このズレの一番怖いところです。 そ
して、このズレをより深く、より修正しづらくしているのが、「ナイーブ・リアリズム」と呼ばれる認知の歪みです。
■自己認知のズレ(3)
ナイーブ・リアリズム ナイーブ・リアリズムとは、「自分は感情に流されていない」「現実をちゃんと見たうえで判断している」と、自分の客観性を過信してしまう状態のこと。 厄介なのは、このズレにほとんど自覚がない点です。
本人は「現実を見ているつもり」でも、実際には自分にとって都合のいい・理解しやすい解釈だけを〝現実〟として採用してしまっているケースがほとんどです。
この状態に陥ると、何が起きるか。 ・うまくいかない理由を、相手や環境に求める ・選び方そのものを、検証しない ・「自分はちゃんとやっているし、正しい」という前提だけが、強化されていく 結果、選び方は更新されないまま、場数だけが増えていく。 年齢ギャップでずれ、恋愛経験でずれ、そのズレを「自分は客観的だ」という思い込みで固定する。
これが、婚活が詰む人に共通する自己認知エラーの完成形です。