東京ビックサイトでは「ふるさと食品全国フェア」が開かれ、
全国各地の特産品が集まっています。



このイベントの中で行われた「関東地域食品オーディション」の司会を務めて来ました。






今回は5社の企業が参加し、それぞれの地域の特産を生かした商品が
出品されました。

出品商品は
○栃木県産小麦粉
○熟成豆腐チーズ「醍醐丸」
○メロン羊羹「和メロン」
○梅・わさびドレッシング
○麦焼酎・芋焼酎「とちあかね」・・・でした。
このうち、メロン羊羹「和メロン」のブースを見つけ、試食してきました。


こちらの商品は茨城県の旧旭村地区(現在の鉾田市)の特産メロンを使ったもので、茨城県では老舗の亀印製菓からの商品です。
果汁を生かしたみずみずしい食感が新感覚。
頂いてみると、ほんのりメロンの香りがして、爽やかな味の羊羹でした。







今回出品された商品についての講評では次のようなポイントが
指摘されました。

●「和メロン」のように、メロンの産地であった旧旭村が行政の市町村合併によって
鉾田市となり、地名のブランド力が失われてしまう点が問題であること。
●パッケージに特徴をPRすること(プロセスや定義をしっかり)
●その商品が生まれたストーリーや神話をパンフレットに明記すること
品質が良いからと言って、必ずしも売れるとは限らない、PRの問題であること
●地元産○%という割合が曖昧になってきていること

この中で、市町村合併は、確かに地域の特産をPRする上で非常に問題になりますね。
商品名に地名が入っている場合、地元の人々にとってだけではなく、
他の地域の人々にとっても、愛着のあるブランド名として定着しているものになります。
行政上の事とはいえ、とても残念な気持ちになりました。

この「ふるさと食品全国フェア」は毎年開かれていますが、
地域の特産品を知るとても良い機会なので、楽しみにしているイベントです。