メリダは都会に憧れて地味な生まれ育った町を捨てた


  あれからもう30年


  毎年一度は帰省はしているけれど


  何一つ変わらない町


  唯一変わるのは兄弟・親戚・知人等の皺の数ってか(笑


  でも最近・・・メリダはこの地味な田舎町が好きになったかも




  ちょっと多めに今年は帰省してご先祖様の供養をしてきたメリダ


  でもその間中体内からアルコールが抜けなかったけれど・・・


  メリダの田舎はこの時期だれかれとなく人の出入りが多い


  その都度お茶だのお酒だの・・・


  だから・・・実際・・・そうなのです         アルコール!



  そんな中で静かな仏間でひぐらしの一日の終わりを告げる泣き声を耳にしながら


  お線香の香りに包まれ


  大の字に寝っ転がって瞑想すれば


  いつもは時間にせかされ呼吸さえ儘ならない現実から解き放たれ


  本来の地球の動きに共鳴しうる呼吸となり・・・


            色即是空・・・


            煩悩を取り払い・・・


  ひと時・・・無垢なメリダに返るのです


  彼女の事・・・セックスな事・・・そしてJrもメリダと同様に安息の時間を・・・なんでやねん(笑




       時々彼女に俺の町を話してやる


       故郷のない彼女が言った


             メリダは故郷があって羨ましいって


       いつか案内出来たら・・・



       そんな彼女は今家族と異国の地に飛んでます




  お子の夏休みでのびのびになってた彼女とのデート


  やっと来週の実現に


  でもお子を実家に預けて・・・なんて事しなかっただけでもちょっと気持ち軽く


  そんなシャイなメリダも居ます



       来週は久々に彼女の中で・・・






       年齢を重ねるたびに心・・・わが町に近くなりけり~      メリダ心の嘆き~






                                                お・し・ま・い