1月3日は、他スクールのコンペに、JP3だけ参加させていただきました
既に先約が入っていたため、JP3のみの参加しかできませんでしたが、時間があれば1日勉強させていただきたかったです
1月6日(土)は、所属のスクールで、新年初のコース練習をしました まずは、JPから。
今回は、先行距離に気を配って走りました。
先行距離とは、つまり、私がメリアより先に、前に走っている位置間隔です。
走行中、メリアに抜かれてしまって、out of control にならないよう、
「ハンドラーは必死に走り、先行することが大事」
という考えが大半をしめていたのですが、先行し過ぎることで生じている問題点・改善点があるとわかりました。
先行することで生まれる距離については、
私が走る速さ メリアの速さ 取り組ませている障害物との距離 次の障害物との距離 等が複雑に絡み合って、パフォーマンスが実行されています。
これらは、分析しがいのある視点です
「あ、この場面では障害物に近づきすぎて、メリアが跳び辛そうだな」
「ここではメリアから離れすぎて、メリアを焦らせ跳び方を崩してしまい、タイムロスにつながっているな」
などという観点でビデオをみて、次への改善点を模索しています
次にAGです 今回のコースは、
Sターンやタンデムターンの有効性と使い分け スラエントリー時のハンドラーの立ち位置 ハンドラーの見切り 等、細かいポイントがふんだんに散りばめられた面白いものでした とても楽しかったです
私は、人に言われたことをただやるだけでは、成長の速度が遅いということと、何よりも主体性に欠けると思います。
主体性をもって考え、行動・実行することに、私は楽しさを感じます もちろん、素直に人の助言やアドバイスを聞くことは大事です。
自分の知識や技の引き出しが増えるのは間違いないからです。
また、今の自分に合っていない、理解できない、必要のないアドバイスだなと思っても、そういう考えや、やり方もあるのかとストックしておけば、もしかしたら未来の自分、さらには自分だけでなく周囲の人にも役に立つ日があるかもしれないからです
指導者に言われたことだけをただやるのが楽しい方はそれでよし。
正直、あれこれまじめに考えることが面倒くさいですしね しかし、そういう人は、うまくいかなかった時に、人や動物のせいにしないことですね。
主体性に欠ける人は、結果を考える際も主体性に欠けるので、失敗やできないことを自分以外のせいにする傾向があります。
例えば、
・指導者の指導力、助言に関すること
・悪天候に関すること
・犬の種類、特性、性格に関すること
などなど…
私も上記に不平・不満を感じたことがないとは言えませんし、場合によっては本当にそれがうまくいかない原因になっていることも少なからずあるでしょう。
しかし、自分と真剣に真正面から向き合って努力もしないで、他の存在や環境に改善を求めるのは、はっきりいって甘えだと思います。
大人なんだから、依存せず自律して自分の技能や能力、モチベーションについて改善点はないのかを考えて行動していくべきだと思う。
人それぞれの、
楽しさの質 にかかわることだと思いますが
あぁ、こんな理由も数人からきいたことがあります。
「あの会場には、 がいるらしいから、○○できなかった。」 「失敗したのは、きっと がいるから、いつもはそんなことないのに、うちの仔、様子がおかしかった。」
あのねぇ 真昼間に、 もそんなに暇じゃないよ。 自意識過剰 私はスピリチュアルな人間なので、愛と光の存在ではない禍々しいものも、この世には存在すると思っていますが、アジリティに関する失敗をそのせいにするのは、
もし本当に なら、そんなものの影響を受けてしまっている自分が悪いのです。(波長の法則。類は友を呼ぶ。) そう考えて、自分の精神状態を強く整えようとする人が、真に の存在を語ってよい者だと私は思います。
話はちょっとそれましたが、私は、練習の際、常に価値づけを行っています。
この障害物でこのターンを行う必要性、有効性 この場所で犬より先行する意義
コンタクトの練習における小道具の種類、設置方法の効果的な活用
等、挙げればきりがありません。
ここから、職業病に入ります
でもきっと参考になると思います
文部科学省が示すこれから教育の方向性には、
何ができるようになるのか
何を学ぶか
どのように学ぶか
の大きく分けて3つの視点を踏まえて教育活動を実現し、改善・充実を図っていくことが重要であるとしています。
(※文部科学省資料より抜粋)
さらに、詳しく分けると6つの枠組みが解説されています。(※新学習指導要領 総則より抜粋)
① 「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力) ② 「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と,教科等間・学校段階間のつながりを踏まえた教育課程の編成) ③ 「どのように学ぶか」(各教科等の指導計画の作成と実施,学習・指導の改善・充実) ④ 「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導) ⑤ 「何が身に付いたか」(学習評価の充実) ⑥ 「実施するために何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策 )
これらは、アジリティにも大いに活用できるものである思います。
アジリティバージョンで考えるならば、
① 「何ができるようになるか」(ハンドラーと犬の目指す資質・能力) ② 「何を学ぶか」(ハンドリングを学ぶ意義と、犬との関係、技能のつながりを踏まえた練習) ③ 「どのように学ぶか」(各ターンやさまざまなハンドリングの練習計画の立案と実践、練習方法の改善・充実) ④ 「犬の発達、特性、性格に対して、どのように教えるか」(犬の状態を踏まえた練習・訓練) ⑤ 「何が身に付いたか」(ハンドラーと犬のそれぞれの成果や評価の充実) ⑥ 「練習や大会出場をするために何が必要か」(ハンドラーの理念や目標を実現するために必要な方策)
その日の練習コースによって重要度が変わるので、上記をすべて完璧にこなしているわけではありませんが、与えられたコースをただ行うのではなく、自然に私の頭の中ではこのようなことを考えながら練習をしています
そうすると、疑問に感じることがでてきたり、質問したくなったりするわけですよ
”生真面目”
”めんどくさいヤツ”
…でしょうねぇ
”やる気満々”
と、揶揄されたこともあります
でもでもでもね、そんなのかんけーねー
依存して、人のせいにするよりましだろー
私が求める楽しさの質は、こうなのだから
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