先週は、片っ端から荷物を整理して、 6年分の塵をすっかり掃き捨てた気分。
やっぱり書類が多くて、こればかりは いちいち目を通すしかないので 一山残してるけれど。
6年もパリに住んでいると、 いつも書棚から出してくる日本語の本は同じで、
どれも文学部生並みに読み込んでるのには 笑ってしまう。
これじゃ、気分も発想も変わらないはずだよね。
やることはあるけれど、どっぷり読書に逃避したい、
っていう時に出してくる、漱石の本から、 「明暗」を選び、昨日からまた、
独特のねちねちした 文章を、丁寧に目で追っている。
癖で、自分の思考までが、漱石口調になるから、
私の通勤風景は、まるでチープなパリ滞在記。
メトロの出口を昇って、シャンゼリゼの並木が見えてくる 映像を思い浮かべてみてほしい。
シャンゼリゼというだけで、どんな形容句も ”花のパリ”っぽくなってしまうのが哀しいところ。
パリに来て失った楽しみといえば、あれほど片っ端から 読み漁った”パリ”に関する本に、
興味がなくなってしまったこと。
こういう本は、ちょっと知ってるくらいの方が 読みながら気持ちよく世界にひたれるというもので、
岸恵子の回想記に出てくる”昔のパリ”ならともかく、 だいたいは今読むと、
”そんな大げさに書かなくても・・・” ”そこまで飛躍しなくても・・・” と、突っ込むどころか、
白々しくなってしまう。
ということで、反面教師。 私も自分の書くことには気をつけたいところ。
緩慢なる人生の旅行者、とは、 「明暗」の主人公の父親の形容詞ですが、
私的には、緩慢なる人生のばかやろうって感じ。
時間がゆったり流れるのは、嫌いじゃないけれど 苦手。
慣れるのに非常な労力を使うので、 ぼーっとしようと決めた休日の結果は、
なんて最悪な一日!になってしまう。
そんな日は、たった一つでも発展的なことがあるように、
と願うばかりで、解決策はなし、実行力もなし。
今日はかなり早起き♪ いろいろ片付いて、気持ちいい!
もうしばらく、時に身を任せてみようかな。
そんな気にさせられる、 夏の朝のすがすがしさ。
会社にも、午後にプールの時間があったらいいのに!
夏は、子供に戻りたくなる瞬間がいっぱい。
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