VENTO "mercy"

VENTO 新曲リリース‼️


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[ creato ] by VENTO(全6曲/¥1,500) 2009年リリース。

今回、改めてネット配信します。 以下から購入可能です。

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Compose, Arrange, T-Sax ,Rap : mercy (荒川将司)

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シングル 『No place』 by vento ¥250.-

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シングル 『espresso』 by VENTO ¥250.

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2020年 東京プロジェクト『アートにエールを❗️』
VENTO参加




歌モノでチャレンジ😆
リモート簡易レコーディングでした。




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                 その他、吉祥寺駅よりバスが出ています。「青梅街道営業所」停留所。



レッスンホームページはこちら。


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今月の初め頃に息子と2人で吉祥寺まで映画を観に行った。

『ミニオンズ』を観て来た。どんな映画なのか全く知らなかったが、予想以上に面白く、大人の自分も楽しめた。

息子も大喜びだった。

 

エンディングシーンで、息子がリスニングして聴き取った英詞で、大好きでよく歌っている「Rule the world /Tears for fears」が流れると、興奮気味に、そして嬉しそうに一緒に歌い出していた😅

 

映画を観ながら、自分が生まれて初めて観た映画は、父と行った『南極物語』だったのを思い出していた。感動の映画だった。

 

息子、凰璃は今回の映画が2度目。彼が生まれて初めて観たのは、自分が音楽を担当した映画で、子供向けの映画ではなかったが、こちらの不安をよそに、長時間、最後までしっかり観てくれていたのが驚きだった。

 

帰り際に「パパが作った音楽、綺麗だよね。好きだよ。」と言ってくれていた。

気を遣ってくれたのかな☺️

 

 

 

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今年の実家帰省…新盆。

 

今年の5月に父が亡くなったことから、実家では新品の仏壇(真っ白)が備えられた。

つまり仏壇のある家になったのだ。

 

今まで夏のお盆の時期となったら、両親がそれぞれの実家(両家とも茨城県)にお盆参りをしてきた。

自分も妹もそれぞれ家族を持つまでは、出来る限り両親の実家のお盆参りにも同行してきたが、現在の住居から遠距離となってしまっているので、なかなか昔のようには叶わないのが実状。

 

 

8月13日の『迎え盆』には、茨城県にある本家から徒歩10分程度の距離に墓地があり、幼い時分、夕方になると提灯を持ち親戚の皆でゆっくり話しながら墓地に向かう瞬間が、なんだかとても非日常な雰囲気で、自分は好きだった。

 

墓地に着くと線香やら水やら米を供えて、提灯に火を灯し、それを消さないように本家に持ち帰って、その火を祭壇のローソクに灯すのだが、皆でいくつもの火を灯した提灯を持ち、暗くなった帰り道でポツポツとそれらの光が浮いている風景は、自分にとって夏の1シーンであり、とても大好きだった。

 

幻想的に見えていた。

 

 

本家には既に祭壇が用意されており、爪楊枝の足が生えたキュウリとナスの姿があった。

「動物みたいだな」といつも不思議に見つめていた。

 

大人になってから知ったが、足の生えたキュウリは「馬」で、急いで帰って来て欲しい、という思いと、帰りは、足の生えたナス「牛」で、ゆっくりと彼方の世界に戻ってね、という思いが込められているものらしいのだが、子供の頃はそれらを不思議に見つめつつも、誰かに「これ何?」と質問することはなかった。

 

淡く輝く左右の提灯の中から、回転式の電気式ローソクで放たれた光がクルクル回っていて、立派な祭壇…。

 

線香の香りに包まれたその幻想的な光景に見惚れて、いつも「これ何?」と訊くのを忘れていたような気がする。

 

 

そして8月15日の『送り盆』では、本家に灯してあったローソクの火をいくつかの提灯に灯してまた墓地まで持っていくのだ。

その頃には、「あー、お盆が終わっちゃうんだなー。夏休みももうすぐ終わるのかー。」と、蝉の鳴き声を聞きながら、残念な気持ちが湧いていたのを思い出す。

 

 

 

そんな本家同様に、今年は自分の実家にも仏壇が来たわけだ。しかも『新盆』ということもあり、手厚く供養する必要がある。

 

ただ、自分の実家はちょっと変わっている。なぜなら、自分以外の父・母・妹はプロテスタントのクリスチャンなのだ。

元々は真言宗で仏教徒だったのだが、ある事がきっかけで自分が小学生の頃に改宗した。

それでも信心深い父は、元々あった神棚を無碍にすることはなく、改宗した後も毎朝、1日も欠かさず神棚の水を変え手を合わせていた。

 

つまり、仏教とキリスト教がウチには混在していた。

 

実家は埼玉県にあり、生きているうちに新たにお墓を埼玉県に設けることとなった一昨年も、「クリスチャンなのにお寺にお墓を設けさせてもらうのは、どうなの?」という問題があった。しかし、今の日本ではクリスチャンの墓地というのが、探せばあるのだろうがなかなか無いのが現状。

 

検討の末に、本家から継いだ元々の真言宗のお寺でお墓を持たせてもらうことになったのだ。

 

クリスチャンなのだから、本来ならお寺に入る必要もなければ、お寺にお支払いする高額なお布施料も不要なはずなのだが…仕方ないらしい。世の多くのクリスチャンも同様、お寺に入る事となれば、そのお寺のしきたりに準じる必要が出てくるのだ。

 

そういう事情もあるので、自分は勝手に、「ウチの父は亡くなったが、お盆のしきたりはそんなに重要視していないだろう。」と思っていた。

仏壇を入れる時だって、そもそも仏壇を買うのか買わないのか。でも葬儀で立派な位牌を用意して、立派な戒名まで頂いた。そんな位牌があるのに仏壇がない??

 

と、迷った挙句、真っ白な仏壇を購入し、そこに位牌を入れて…。

 

購入する際、「真っ白い仏壇があるならそれにして、線香は炊くと燻されてあっという間に茶色に変色してしまうけど、キリスト教式で祈るのなら線香は要らないじゃん? 線香なしで、位牌の後ろに十字架とか置いて、キリスト式に毎日祈ってあげたらいいんじゃない?」と、電話で自分はアドバイスしたら、「そうだね。そうしよう。」という事になったのだ。

 

そんな感じだったので、今年の夏の帰省も、当初こちらの予定もあったので、8/13ではなく、8/11に帰省して一泊して都内に戻ってくるつもりだったが、どうやら新しい提灯まで用意してあるということだった。母は迎え盆も火を灯して帰宅するとまで言っていた。

 

その帰省スケジュールを聞いた妹はLINEで、「新盆なんだよ!?なんで8/13じゃないの??」と猛攻撃。

自分としては、「あれ?仏教徒のお盆を重要視??」と困惑してしまったのだ。

しかし、ここで「キリスト教で行くんじゃないのか?」と反論はしなかった。もう面倒臭いという思いが強く、どっちでも良いよ、と。

 

親戚は皆仏教徒。父の新盆のお参りとして実家を訪れてくれる事になるだろう。そうなると、やはり「お盆」の慣習に習って準備しておく必要がある。

 

 

混合宗教…自分が困惑しているくらいなので、自分の妻も同様。しかも都内生まれ都内育ちの彼女からすると、田舎スタイルでの「迎え盆」、「送り盆」など知る由もなく、突然経験する事になった田舎の風習で何をどう振る舞ったら良いのかも分からない。

 

妻に対しても申し訳ない思いもあるし、自分は自分で混合宗教の考えや慣習にどうしたら良いのか分からない。

 

 

自分は長男だから、いずれはその仏壇は自分が管理する事になるし、自分は神事・仏教を仰いでいるので仏教スタイルで管理していくつもりだ。

いつかは仏教オンリーに戻る。自分がクリスチャンにならない限り。

 

 

父は、毎朝神棚に手を合わせていたが、毎週日曜日には母と一緒に教会に行って教徒らと楽しい時間を過ごしてきた。

あんまりこだわりはなかったのかな?

 

そよ風のように柔らかで自由な人だったから。

 

俺もそよ風みたいに、ふんわりと流れていけば良いのかね?

 

 

 

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ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカ氏の言葉…
とても考えさせられる。

 

同時に、とても心に沁み渡り、響くものがあったので、こちらのブログでも是非紹介させて頂きたい。

 

資本主義国に生まれると、どうしても生き残るために、勉強も仕事も「競争」という観念が根底に埋め込まれつつ育てられることは避けられないような気はする。 

そんな中、ホセ氏の言葉は心に染み込むというか、むしろ心に刺さるようにも感じる。 

 

理解はできる。

 

ただ、前述したように、難しい世の中でもある。

それでもやっぱり、そんな生き方だけでは「幸せ」にはなれないような気もする。 

 

心が揺らぐ。  

 

 

 

「世界でいちばん貧しい大統領からきみへ」汐文社より

========

よく考えてほしい。

きみが何かを買うとき、

お金で買っているんじゃないってことを。

そのお金を得るために費やした時間で、買っているんだよ。

 

過ぎた時間とは、

きみの人生だ。

過ぎ去ったら取り返しがつかない。

だから、大切にしないといけないんだよ、

人生という時間を。

・・・

なかでも子ども時代はもっとも幸福な時期だ。

大人は子どもをせかさないてほしい。

子どもは遊んで、遊んで、遊んで、

幸せにならないといけない。

知識、知識、知識、情報、情報、情報、

と急いで与えないでほしい。

 

子どもはゆっくり育つべきなんだ。

いまは物をたくさん作らないといけないから、

経済的に価値ある人材を作ろうとしている。

はやく稼げるようになる勉強ばかりさせて、

子ども時代を台無しにしている。

そして、8歳や9歳で小さい大人のような子どもを期待している。

 

しかし、子どものときをたっぷり生きてこそ、

知恵と人格のある大人になれるんだ。

 

ビジネスが人生で

もっとも大事なものだと思うなら、

わたしは何もいうことはない。

 

わたしがもっとも大事だと思うのは、

命と幸せなんだ。

だって奇跡なんだよ、

生きているということは。

 

何よりも価値があり、

短く、二度と戻ってこない。

だから、この世にいる間に

できるだけ幸せに暮らすことを

心がけるべきなんだ。

 

死んだら楽園にいくという

宗教があるけれど、

楽園はこの世にあるべきなんだ。

楽園の鍵は、

自分の心に、自分の意志にある。

ほんとうらしいことに、

惑わされてはいけない

 

 

========

Think carefully.

When you buy something,

it’s not the money you’re spending.

You’re spending the time it took to earn that money.

 

Time that has passed

is part of your life.

Once it’s gone, you can’t get it back.

That’s why you have to cherish it,

the time that is your life.

•••

Childhood, above all, is the happiest period.

Adults shouldn’t rush children.

Children need to play, play, and play

to be happy.

Don’t hurry to fill them with knowledge, knowledge, knowledge, information, information, information.

 

Children should grow up slowly.

Nowadays, because we have to produce many things,

we are trying to create economically valuable individuals.

We make children study only to make money quickly,

ruining their childhood.

We expect them to be little adults at the age of eight or nine.

 

But only by fully living through childhood

can one become an adult with wisdom and character.

 

If you think business is the most important thing in life,

I have nothing to say.

 

What I think is the most important

is life and happiness.

Because being alive is a miracle.

 

It is the most valuable thing,

short and never to return.

Therefore, while we are in this world,

we should strive to live as happily as possible.

 

There are religions that say you go to paradise when you die,

but paradise should be in this world.

The key to paradise

is in your heart, in your will.

Do not be deceived by things that seem true.

"From the World’s Poorest President to You" Shobunsha

 

 

 

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楽器を演奏されている方は、「倍音」(Over tone)という言葉を一度は耳にした事があるのでは?

倍音って何?と思われている方も多いと思います。簡単に説明します。

 

倍音とは、そもそも…周波数が倍の音。んー、難しいね。

徐々に上に上がっていくんだけど、こんな感じ。

 

1倍/440Hz。音=A(ラ)

2倍/880Hz。音=A(オクターブ上のラ)

3倍/1320Hz。音=E(ミ)

4倍/1760Hz。音=A(ラ)

5倍/2200Hz。音=C#(#ド)

6倍/2640Hz。音=E(ミ)

7倍/3080Hz。音=低めのG(ピッチ低めのソ)

※ 音は1.059倍を基にした相数的なもののため、ズレが生じる。これ以上の倍音は、倍音同士が近づいていく。

 

倍音とは、音を出せば必然的に生じるもの。

 

ヨーロッパでは、硬い石でできた広い建物が多い。 教会が代表的かな。そういう中で音を立てると壁に当たって跳ね返ってくる。この跳ね返りの中で、倍音が生まれてくるらしい。

 

そこで興味深い話がある。『和音の起源』ってところかな。以下に説明します。

 

2倍音は1オクターブ上の音で、人間にとってはかなり似た音に聞こえる。オクターブ違うドにも同じドという名前(音名)をつけてしまっていることからもわかるね。

というわけで2倍音は意識されない。

 

次は3倍音。上記の通り、3倍音は5度。結果、最初に人間が認識する和音は5度和音になる。

グレオリオ聖歌は5度和音で構成されている。(1200年代のこと。)

 

さて、次は4倍音。これはオクターブなのでわかりにくい。

 

そして、5倍音。5倍音は+4半音の種類で、長3度。かくして長3度は気持ちのいい音となった。

 

こんな感じで和音は生まれていったものと考えられる。

 

これで、根音、長3度、完全5度の役者が揃ったことになる。

だから和音の母(発生原理)は倍音である、ということ。

 

日本で和音がほとんど生まれなかったのは、建物が反響しなかったからのようだ。

人間に気持ちよく聞こえるのも、波(周波数)が調和しているから。倍音同士はきれいに並び、各場所でその振幅を足しても、 同じようにきれいな波ができる。

これがズレた周波数同士だと、うちけしあったり、変なうねりが出たりして 不快に聞こえる。

ちなみに、オーケストラなどで楽器の音を合わせる時には、音程を聞きとるのみでなく、このうねりが出るかどうかも目安にしていることが多いらしい。

 

 

サックスにおいて、音色を聴いた時に、「倍音が豊かな音」とか「倍音がカットされちゃってるね」とか表現したりします。

その場合の「倍音」という表現について、ざっくり言うと、一つの音(コアな音)の周りを取り巻く他の音(要素)と表現してもいいかな。

 

本来は倍音とは、上に書いた通り、周波数の違いを指しているが、「音を出せば必然的に生じる」という現象から推測すると、一つの音に対して自然に他の音も発生していると解釈していいと思う。

 

では、「倍音が豊かな音」とは? 簡単に言うと、温かみのある音。優しい音。奥行きを感じさせる音。語弊があるかもしれないが、複雑な音。

サックスの場合は、サブトーンとしてもいいかな。

 

「倍音がカットされた音」とは、硬めに感じる音。他の音の要素が少ないわけだから、コアの音(周波数)のみに近い状態の音。語弊があるかもしれないが、シンプルで奥行きをそれほど感じない音。

とは言え、管楽器、管体を鳴らすわけだから、奥行きがないわけはない。

サックスの場合は、フルトーンに分類してもいいと思う。

 

こう書くと、「じゃあ、サブトーンが正解なわけ?」と疑問を持つと思う。

そうとは言い切れない。それは、ジャンルや曲調によって、生み出す倍音の量を調整する必要がある。そうしなければ、お門違いなサウンドになってしまう。(ミスマッチを狙うケースもあるけどね。)

編成によっては、他の楽器の周波数とバッティングしてしまって、サックスの音が埋もれてしまう可能性もある。

 

 

トレーニングで、それらの量をコントロールできるようになるはず。つまり、同一のセッティング(マウスピース、リガチャー、リード)のままで、身体をコントロールして奏法に変化をもたらして「音色を変える」ということ。

 

音色は非常に大切で、そのプレーヤーのカラーは勿論のこと、バンド全体や曲への印象が音色一つで、良くも悪くも全く変わる。変えることができる。

 

その音色一つで、聴く人を、夜の摩天楼に連れて行くこともできるし、リゾートの海辺に連れて行くことだって、絵本の世界に連れて行くことだってできる。

 

ということで、「倍音トレーニング」をすることでコントロールできるようになると思うのであります。重要!!

 

クラシック、ジャズ、ポップスに関わらず、初心者の方も是非、倍音の重要性について理解して練習すると、自分好みの音色に近づけ易くなると思いますよ。

どうしても初めのうちは、「楽器のせいかな?」とか「マウスピースが合ってない?」とか、色々考えがちですが、コントロール源は自身の身体なのです。

 

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5月26日に愛する我が父が旅立った。優しい父だった。

 

7年ほど前に胃癌を患い、胃を3分の2ほど切除する手術を受け、暫く養生してから、普通に食事も楽しみ、自分が帰省する度に一緒に酒を飲み…。

本当に胃を切除したのか?と思うほど、普通に暮らし、幸せな日々を送っていた。

 

自分には一つ違いの妹がいる。妹家族は実家から徒歩数十分のところに家を構えてくれたお陰で、妹家族はしょっちゅう実家を訪れてくれていた。

甥っ子らも大学生と高校生に成長し、赤ん坊の頃から父にお世話されていた彼らは、工作好き、庭いじりが日課だった父の手伝いをするまでになった。

自分の息子は来年小学生。

 

父は孫たちの成長をとても楽しみにしてくれていた。

 

昨年の秋口の健康診断で、「影がある。転移しているかも…。」と。その後の精密検査で転移していると診断された。

抗がん剤治療も始まり、半年とちょっとの間に髪は抜け、痩せ細り…。

 

今年のゴールテンウィーク中に俺と妻、息子の家族三人で実家に泊まりがけで帰省した。お見舞いに病院を初日と二日目も訪れた。

その数ヶ月前から既にステージ4…最終ステージを伝えられていた父に、俺は冗談半分でこう言った。

 

 

「父さんさ、死んじゃうかもしれないから、今のうちに伝えておくよ。

俺は、父さんの息子で幸せだったよ。

…後悔したくないからさ。」

 

 

父は何も答えず黙ったままだった。

 

別れ際、涙を流しながら自分の妻の手を握り、「頑張るんだよ?」と。

 

自分は涙を流す父を生まれて初めて見た。その瞬間、俺は「泣くんじゃないよ!」と涙を流しながら父を抱きしめた。

 

 

その後、体調も少し回復し、自宅療養できることとなり、父は帰宅することができた。しかし、数日後に起床した際、浮腫んだ脚、異常に凹んでしまった膝…身動きが取れないということで救急車で再度緊急入院。

 

それもそのはず、癌は既に腎臓、肝臓に転移してしまっていたので体内の水分処理機能が著しく低下していた。排尿もままならず、下半身は見たこともないくらいに浮腫んでいた。

 

救急車で運ばれて以降、二人で揃って笑顔の画像を母が自分のスマホに送ってきていたが、心配でならず、5/25(土)にまた家族三人でお見舞いに行くことにした。

ちょうど池袋駅のホームで次の電車を待ち合わせている時だった。

 

「お兄ちゃん、もう着いた?どこにいる? お母さんと一緒? お母さんに電話が繋がらないんだけど、今病院から電話で酸素吸入機を着けるかどうかを訊かれてる。」と妹からの電話。

 

そう、もう肺にまで転移が進んでしまっていて自力での呼吸が困難な状態に陥ってしまったのだ。

 

自分と家族が病室に飛び込んだ時、酸素吸入機をつけ、既に麻酔で朦朧としている父の姿を見るなり、自分は

 

「何だよコレ!!!! 何なんだよ、これは!!!」と大声でわめき、取り乱してしまっていた。

その姿を見た父は、「何だよ?」と小さな声で言った。

 

それが最後の言葉となってしまった。

 

目は虚ろに開いたまま、「あー、あー、」と苦しそうに呼吸だけが続く。

 

父の手を握り、頭を撫でながら涙が止まらなかった。

 

 

あんなにも、毎日毎秒、「父を連れて行かないでくれ!!!」と神仏にすがったのに…。

 

 

暫くして妹家族も駆けつけた。

甥っ子らも「じいちゃん!!!ねぇ!!じいちゃん、返事してくれよ!!!手を握ってよ!!!」と号泣していた。

 

教会の神父さんらも駆けつけてくれて、最後のお祈りをしてくれた。

 

 

翌朝5時、父は息を引き取った。

 

 

最後に、家族全員で伝えたいことを伝えられたこと、GW中に「父さんの息子で幸せだったよ。」とちゃんと伝えられたこと、それがせめてもの救いだ。

 

一旦、亡骸を自宅に帰らせてあげたくて、和室に運んでもらった。

俺はずっと手を握っては、父の額に自分の額を合わせて、「父さん、ずっと一緒だからな。」と。

 

 

5/29、家族・親族葬を自分が施主となり執り行うことが出来た。

棺への花入れの際、施主である自分が初めに入れる順番となっていた。

 

その時も、額を擦り合わせて

 

「父さん、俺たちも後で行くからさ。そしたらまた家族で幸せに暮らそう。それまで、爺ちゃん婆ちゃんに子供に戻って甘えなよ。

大好きだったよ、父さん。本当にありがとう。幸せだったよ。ありがとう。」

 

と涙を堪えることは出来なかった。

 

 

花入れのBGMに自分の作曲したものを2曲、流してもらった。親族が多かったこともあり、2曲丸々、曲終わりもピッタリだった。

 

1曲は、某TV局に提供している楽曲の内の一つで、「帰り道」と名付けた曲。

父との思い出を描いたとても思い入れの深い楽曲で、自分がガッツリとサックスを吹いている曲。

 

小学生だった時分、早上がりの土曜日。郵便配達の赤いカブで走ってきて、下校中の自分を見つけた父が後ろに乗せてくれて…。

麦畑で風になびく麦がまるで金色の絨毯のように広がっていた。

汗ばんだ父の背中にしがみつきながら見た、そんなのんびりと、そして美しい光景が焼き付いている。茨城の夏の終わり。

 

 

もう1曲は、昨年放映された映画『自宅でありがとう。さようなら。』(主演:津田寛治氏)のテーマソング。

劇中曲も全て担当させて頂いたが、当然、テーマソングは特別に注力していたし、その映画に似たような状況になってしまった。

 

 

これら2曲が、父への最後の贈り物となった。

ちゃんと届いてくれてたらいいなぁ。

 

 

 

葬儀を終えてから一月以上経ち、納骨式も済ませたが、今でも寂しくて涙が溢れてくる。

「そこに居るんだろ?」と独り言を繰り返す始末。

 

 

いつも別れ際に言ってくれていた言葉、

 

「頑張れよ。将司。」

 

が、もう聞けないと思うと、とても寂しいし悲しい。

 

 

母さんも俺も妹も、幸せだったよ。

父さんは、幸せだったか?

 

幼い凰璃を抱っこして、あんなに幸せそうな笑顔の父さんを見れて、俺は本当に幸せだったよ。

 

まぁ、まだ暫くはかかるが、待っててくれよ。

 

 

 

写真は4年前くらいかな。

 

 

 

 

 

 

 

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最近、HPをリニューアルしたので、引き続き細部の編集などをしています。

そんな中で、自分のYouTubeチャンネルにある昔の曲を聴いて、「あー、拙いながらも頑張っていたな、俺。」などと物思いに耽ったり…。

 

その中でも8年前にアップした動画で、一度女性ヴォーカリストに作詞までしてもらって歌ってもらって、更にはレコーディングまでしたのに、あの時限りとなってしまった曲があり、お蔵入りとなってしまっている今、なんだか自分の中でモヤモヤ感が積もってしまっています。

 

若い頃は、自分で作曲してレコーディングしたものを、改めて聴くことが苦痛だったのを思い出します。

理由は、「なんて俺は下手くそなんだ…」とガッカリしてしまっていたからです。

今は昔ほど、自分の演奏を聴き返すことがそんなに苦痛ではなくなっていますが。

 

懐かしついでに、こちらに動画を改めてアップしてみます。8年前にアップしたものですね。

ちなみにこの楽曲ではサックスは吹いていません。

一人で篭って、楽曲制作をして自作自演で、動画も必死になって作っていました。慣れない作業で大変だったのを覚えています。

 

聴いてみて下さい。

 

 

 

 

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こちらにはかなり久々の投稿になります。

 

ご無沙汰しています。

 

レッスンホームページを新たに作りましたので、「サックス、習いたいな。」という方は

是非ご覧下さい😊

 

これからも、ちょっとずつ更新していきます。

 

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