「花は人間のように臆病ではない。
花によっては死を誇りとするものもある。日本の桜がそうで、彼らはいさぎよく風に身を任せるのである。」(岡倉天心)
桜が風に身を任せるのは、悪あがきしても風には逆らえないことを知っているからだ。
だから散るときはいさぎよく散る。
これとは逆に、
「人生は死ぬまでの悪あがき」
なんて言葉がある。
「悪あがき」の言葉の意味は…
今さら、ジタバタしても仕方がないことなのに苛立ち焦って無駄なことをあれこれ試みること。
悪あがきをしている姿はカッコイイものではない
……
が、今さらジタバタしてもしょうがないこともないのに、自己弁護しながらあきらめてしまう人の方がカッコ悪く思う。
人間、結局いつか死ぬという運命には逆らえないわけだから少しくらいワガママに生きて悪あがきしてもいいと思う。
死に急ぐ必要もない。
他人の目や常識というような言葉が足枷となり、人を生きづらくさせているだけで。
「生かされる」と「生きる」は違う。
「なんで生きてる? …めんどくせぇからだ
死ぬコト考えんのすら もォ めんどくせえからさ、
頭…カラッポにさせてくれよ」(沙悟浄)