Mercury Hiromiです。
杖 王~アグニ(逆位置)
ーKeywordー
【ハートブレイカーを恐れる】
虚しさを感じているとしたら、何故でしょうか。理由と向き合ってみましょう。
-恋愛-
内側の空洞を覆うために、ポーズをとったり、華やかさを追い求めたりしてはいませんか。
-仕事-
人の基準ばかりではなく、自分の基準も大事にして仕事をしたいと思っていませんか?
-対人-
あなたのもつリーダーシップの光を、謙虚さの元に隠しているとしたら何故でしょう。関係性は不快なものになっていますか?
カードの意味
火は宇宙の血、人生の精神的な呼吸です。火のヴェーダ神アグニは、人間と神の間をつなぐものであり、物事の無価値なヴェールを焼きます。彼は、天に献酒を運ぶ神であり、すべての犠牲の活動的な原則ヤグナであり、宇宙の調和リタの滋養です。アグニは、プラーナを優れた意識に変えます。彼は神と人、両方の友であり、世界の激しい階段(即ち意識のレベル)を示し、彼の二つの顔が、死と神の存在を眺めるようにそれを表現しています。彼の乗り物である子羊は、彼の妥協しない決意と可能性を象徴しています。
アグニは、「輝かしい意思、慈しみの賛美者、最高の騎士」です。彼は魂の輝きであり、束縛の綱を緩めます。彼の激しい輝き、真実の光は、「悪の行為者を掴む為、二つの角のように燃える。」
アグニは、変容的な意識であり、精神的限界から真の状態に精神レベルを飛躍的に変化させます。アグニの神話は、精神的な指導者としての彼の能力に比べて、さほど重要ではないといえます。
サーダナは、生命の熱を支配する努力であり、ラサ(存在の特色)とアグニは、その中の神の友であり、それを達成する為に私たちを助けます。
彼は浄化をするために食欲をそそり、楽しむのです(内なるヨガ的変化のこと)。火は、神の経験の出現のために死の殻を準備し、完成させます。
リグヴェーダは最高の表現をしています。
「火が触れたものは変わらず、火が燃えてから真の解放が見つかったに過ぎない。」と。
*『ラーマーヤナ』は、古代インドの大長編叙事詩です。ヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド2大叙事詩の一つでもあります。サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行に及んでいます。成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説を編纂したものとされています。
この叙事詩は、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナに挑む姿を描いています。ラーマーヤナの意味は「ラーマ王行状記」です。
【Mercury Hiromi 書籍のご案内】