円盤 7~最初の説教(逆位置)
ーKeywordー
【原因と結果】
期待は、現実的なものかどうか?そういう視点からもう一度見てみて。
-恋愛-
未知の可能性に捕まってしまわないでください。
-仕事-
「絵に描いた餅」を描くことに時間を費やしそうですが、それは、時には有効に使えるかもしれません。
-対人-
次から次へと浮かぶ心配事や不安を取り除きたい場合は、ボランティア活動が役に立ちます。
カードの意味
仏陀は、最初、彼の洞察力を教えることに消極的でした。というのも、その道は、一般人にとって微妙かつ難しいと感じたからです。しかし、彼はサールナートのディアパーク(彼の5人の友人が定住していたところ)に行きました。彼らは、彼を無視しようとしましたが、彼という存在、彼のもつオーラが、8マイル四方に届くほどの力だった為、ゴータマとして、彼に丁重に挨拶をしました。彼は彼らに訓戒しました。彼は如来であると。-このようにやってきて、このように去っていった者、つまり、無個性で、自我の識別の無い者であり、親しみやすいとはいえない存在であると。
それから彼はさわやかな、思い出に残る言葉で彼の教えを概説し始めました。
「さあ、僧侶たちよ、ドゥッカ(苦)の正しい真理の道は次のとおりである。誕生は、ドゥッカである。年をとることは、ドゥッカである。死がドゥッカである。悲しみ、嘆き、苦痛、悲しみと絶望がドゥッカであります。愛されない人間関係が、ドゥッカである。愛する者との離別がドゥッカである。求めているものが手に入らないことがドゥッカである。要するに、5つの執着の凝集体がドゥッカです。
ドゥッカは、tanha(無限の欲求)に由来します。ドゥッカの除去は、渇望を除去することによってのみ可能です。ドゥッカを削除する方法は、八正道または中道です。それらには、正しい抱負、正しいスピーチ、正しい行為、正しい生活、正しい労力や努力、正しい注意深さ、正しい熟考が含まれます。」
この最初の説教は、仏教の真髄のままです。これ以上のものは何もありません。
*仏陀の生涯は、2千年以上もの間、アジアで最も人気のある物語となっています。苦しみから逃れるための道を示し、神として歓迎された仏陀についてのこの物語は、アジアの中核ともいえる物語となっています。
インドでさえ、約5世紀にもわたって、主に仏教国でした。人類の歴史に非常に大きなインスピーレーションを与えた仏陀は、神以外の何者でもありませんでした。または、敬虔な人々は、そう考えました。しかし、仏陀自身は、自分が神になるとか、または神と一体化するということに興味はありませんでした。
仏陀は三大宗教の創設者の一人でした。三大宗教は、驚くような長い年月を耐えてきました。仏教は、世界の信仰となりました。自国、インドではヒンドゥー教という母体に吸収されました。
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