矢 2~ビーシュマの修行(正位置)
ーKeywordー
【必要な分裂】
ただ一つのことを解決することに集中するのが良い時です。
-恋愛-
小さな欠点は見逃すのが大事です。
-仕事-
争いがある場合は、まもなく和解や合意に達します。
-対人-
有力な保護者や友人を求めていませんか。
カードの意味
若いデーヴァヴァラタ(ビーシュマ)は、カラリパヤット(武道)でさらなる訓練を受けます。その武道とは、数千年後のインドに、今も現存しています。それは、伝説的創始者、バラモンの戦士 聖パラシュラーマ、(ヴィシュヌ神のアバター(化身))によってもたらされました。
それは、シャンタヌ(カウラヴァ一族とパーンダヴァ一族の祖先)にとって、大きな誇りです。なぜなら、恐ろしいアバターは、クシャトリヤの戦士(カースト)を憎んでいたにも関わらず、謙虚に若い王子デーヴァヴァラタの訓練することを引き受けたからです。他のすべてのものたちは、彼の最高の優しさを賞賛することとなりました。
デーヴァヴァラタは、彼の無敵のマスターと戦い、行き詰りました。偉大なマスターは、彼のスキルを、彼の最も輝かしい生徒に伝授するのに成功したのです。しかし、この感動的なシーンには、内心苦いものも伴っていたのです・・・。
*『マハーバーラタ』は世界3大叙事詩の1つとされています。(他の2つは、イーリアス、オデュッセイア)。『ラーマーヤナ』と並び、インド2大叙事詩の1つです。サンスクリットで書かれており、全18巻あります。
マハー=偉大な、バーラタ=バラタ族、偉大なバラタ族の物語です。バラタ族のなかのカウラヴァ家(クル家)とパンダヴァ家(パーンドゥ家)の争いを軸に物語は進められます。
物語の登場人物が誰かに教訓を施したり、諭したりするときに、神との対話や賢者の助言として、たくさんの教訓が入っています。それらが、インドの哲学、宗教の原点となっており、特に有名なのが神の歌を意味する「バガバッド・ギータ」です。
「バガバッド・ギータ」は、パンダヴァ家の5王子の一人、アルジュナが戦いを前に、親族でありながら敵対し戦うことの虚しさを嘆くのを聴いた賢者クリシュナが語りかける巻を指します。神へ通じる道として、執着を捨て、もろもろの行為をせよとクリシュナは説きます。アルジュナは、すべてを、神クリシュナに委ねます。
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