Mercury Hiromiです。
偉大な神による負の自己認識の破壊
16 THE TOWER~シヴァ トリプラタカ
・慣性と自己満足が危険であることを、強く痛感させられる日です。
・精巧に構築された自意識とその成果というものが、目覚めの一瞬で崩れ落ちるかも知れません。
・今のあなたに、不適切な人間関係が排除されていきます。
カードの意味
タラカースラ(杖の騎士によって殺された)の息子たち、ターラカークシャ、カマラークシャ、ヴィドゥユンマーリンの3人は、トリプラースラとよばれます。トリプラースラが苦行を修めたことをブラフマーは、賞讃しました。そして、彼らの望みを叶えることとしました。
彼らは、トリプラと呼ばれる3つの町にそれぞれが住んで全世界を支配することを望みました。1つ目は地上にある鉄でできた町、2つ目は空中に浮かぶ銀でできた町、3つ目は天界にある金でできた町でした。それは、自由に宇宙を飛び回ることができました。そして、一瞬のことですが、千年に一度、この3つの町が一直線に並ぶことになります。そして、その一瞬に、強大な神の矢の一撃で破壊することが出来ることになっていました。
ブラフマーと他の神々は、3つの町を矢の一撃で滅ぼせる唯一の神であろうシヴァに、トリプラースラの殺害を頼みました。シヴァは、最初のグルでした。このグルだけが、負の自己認識を吹き飛ばすことができる、そう思われたのです。神々の願いを聞き入れたシヴァは、全ての神々から個々の力の半分ずつを預かり、最も強大な神、マハーデーヴァ(偉大な神)となりました。そして、神々を迎え撃つべく3つの町が1つになったところに、マハーデーヴァが矢を撃ち込むと、町もトリプラースラも業火に包まれて滅んでいったのです。
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