Mercury Hiromiです。
ジャイナ教の頂点にいる存在
9 THE HERMIT~マハービーラ(R)
・木を見て森を見ることができない。焦点をあてている樹皮を見て、木をみることができない。というような状態になっていないか、視野が狭くなっていないかを、自己チェックしてみて下さい。
・社会の中で深い対話をすることができないという理由で、壁をつくっていませんか。
・霊的分野における誇りや少しの進歩、または大きな経験から、自己評価が誇張されてはいませんか。
カードの意味
マハーヴィーラは、仏陀(紀元前6世紀)の同期でした。そして、彼が頂点である信仰、ジャイナ教は特別な宗教です。というのは、信者は、ほとんど超人的といっていいコミットメントを必要とするからです。
仏陀のように、マハーヴィーラは、王室の戦士のカーストのメンバーでした。そして彼も、人生への究極の答えを模索するために、30歳の時に彼の高貴な地位を放棄しました。彼は42歳の時に、KeivaIyaジュナナ(最高の変革的知識)を達成しました。そして、最高の霊的存在(Tirthankara、霊的存在の流れを渡るFord Crosser(浅瀬を渡る者) として認められました。彼の最大の勝利は、自己を超えたことでした。彼は、32年間を、彼の教義を説いて過ごしました。
基本原則である、ジャイナ教の偉大な誓いは、すべてのインドの精神的なプロセスの中心テーマとなっていきました。それは、アヒムサ(非創傷)です。一般的に誤訳されているような非暴力という意味ではなく、食用米という穀物も、生命を失ったと考えるようなものです。命を傷つけることを可能な限り最小限にするというのが、アヒムサです。
マハーヴィーラが、精神的な耐乏生活での英雄的な努力を尽くした例は、それ以来、インドでは、放棄と瞑想の試金石となっています。
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