
今朝(5月3日土曜日)の読売新聞15面に、
「人生案内100年 変わる家族 2」
という記事が掲載されていました。

現在も、鑑定では、相続がらみ、妊活がらみでご相談頂くことは、多いです。
この記事は、家族、結婚についての時代の移り変わりが分かる興味深い内容でした。



以下、青字は、新聞からの抜粋です。
戦前は、「家」の存続が最重要視され、後継ぎとして特に男子が求められた。
父親が認知し、入籍した婚外子の男子は、嫡出子(婚内子)の女子より家督相続上の優先権があった。
結果、後継ぎが出来ない場合、夫は、妻以外の女性との間に子をもうけることが社会的に公認されていて、その子は、妻が育てるよう夫は妻に命じていたそうです。
女性に職業のない時代。ほかに身を立てる道が見つからない女性の相談は、今読んでも大変に痛ましい。
選択権がない、ということですね。


また、経済的な理由から、「妾になろうか・・・」というご相談には、2件とも反対した回答が書かれていました。
記事後半は、子どもの相続の問題についてです。
戦後の民法改正では、婚外子の相続分について議論が交わされ、婚外子の相続は婚内子の二分の一という規定になった。婚外子の相続分を引き上げるという意見があったが、女性委員の反対が強く実現しなかった。
そして、現在は、
相続についての格差規定は子どもの権利の上から問題になり、昨年、違憲とする最高裁の決定が出た。民法も改正され、この相続分に差はなくなった。
家族、夫婦の形や常識が変わり、法律も変わり・・・。
個人の悩みの背景に、世の中があって・・・
とても分かりやすい記事でした。
fine
戦後の民法改正では、婚外子の相続分について議論が交わされ、婚外子の相続は婚内子の二分の一という規定になった。婚外子の相続分を引き上げるという意見があったが、女性委員の反対が強く実現しなかった。
そして、現在は、
相続についての格差規定は子どもの権利の上から問題になり、昨年、違憲とする最高裁の決定が出た。民法も改正され、この相続分に差はなくなった。
家族、夫婦の形や常識が変わり、法律も変わり・・・。
個人の悩みの背景に、世の中があって・・・
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