こんばんは、コンサルタロットのマーキュリーヒロミです
二〇一三年十月、東京三鷹で起きたストーカー殺人事件は、世間を震撼させた。
日頃の鑑定でも、ストーカー被害のご相談を頂くことがある。この案件の相談者の緊張は、尋常ではない。冗談ではなく、明日、自分がニュース報道されてしまうかもしれない、そんな切羽詰まった状態でのご相談なのだから。
ある相談者は、
「加害者から、既に住居侵入されていて、盗難・器物損壊といった刑法等に触れる被害を受けている。警察には既に相談しているが、だからといって全く安心できない。」と言った。
警察に訴えて、仮に加害者が逮捕されても、軽犯罪法違反などの軽い部類に分類されて、加害者はすぐに釈放されてしまう。その時には、相手は逆恨みし、何をするかわからない。かえって危険度が増すだけだ。実際、二〇一二年、神奈川県逗子市で起きたストーカー殺人事件では、加害者は脅迫罪で逮捕され、裁判で有罪、実刑判決を受けたが、執行猶予がついたため、すぐに被害者自宅に現れて事件となった。
「私は、そういう事件の一歩手前にいるかもしれない・・・。いつも家の近くで待ち伏せされていた為、警察へ相談に行きました。一昨日、帰宅時に、加害者が自宅近くで現れ、私の携帯を奪いとった為、待機していた警察に逮捕されたんです。だけど、またすぐに目の前に現れるかもしれない。今度こそ、来たら何をするか分からない。警察がいたことを、逆恨みしていると思うから。それを考えると、眠れないんです・・・・。」
その相談者は、恐怖で震えていた。
そして、「だから、本当に知りたいのは、あいつがすぐにまた来るのかどうかです」と。
タロットでは、「非常に早い時期に、再び目の前に現れるが、再び逮捕されるようなことはしない」と出た。
しかし、「また来るんだ」ということで、相談者は、頭も顔も真っ白になった。そして、引越しを検討したが、すぐに、「いや、それだけでは安心できない」と言って、「屈強な昔の彼とよりを戻し、一緒に暮らせば、あの男も近づかないのではないか?」と考えた。そして「どうしたら彼とよりを戻すことが出来るか?」を鑑定してほしいと言った。
タロットでは、「今なら復縁可能。かつての過ちは繰り返さない」と出たため、相談者は、「すぐに連絡してみます」と言った。
切羽詰まった状況で、振り絞った出たアイデアである。復縁のきっかけは、思わぬところから出てきたが、その後についても、タロットでみたところ、「安心して幸せに暮らせる」という結果だったので、よかったのではないだろうか。この相談者から、その後連絡はない。もちろん、ニュースでも見ていない。落ち着いて暮らしていらっしゃることを祈っている…。
その2へ続く…