こんにちは、コンサルタロットのマーキュリーヒロミです。
「現在、精神病(統合失調症、躁鬱病等)の治療を受けています」というお客様も、いらっしゃいます。
統合失調症の症状のひとつは妄想です。
そのため、ご相談内容が、
妄想なのか、事実なのか、
わかりずらい場合があります。
以前、こういうご相談を頂きました。
「住んでいる部屋の1階下の部屋に、
好きな彼が引越して来たんです。

彼は、私に近づくことが目的で、
下に越して来たんですよ。
」

「では、現在、
お付き合いされていらっしゃるのですか?」
「いいえ。
顔を合わせる
ことも、

電話
もメール
もないです。」


「そうなんですか…。
では、どうして、
お客様に接近するために引越してきた、
と言えるのですか
」

「彼は、毎日毎日、下の部屋から、
天井を突いて、

私にサインを送ってくるんです。
私には、分かるんです。
」

「それでは、なぜ、
お客様に会いに
いらっしゃらないのでしょうか…」
「分かりません。
恥ずかしいのかも知れません。
彼は、初めて会った十数年前から、
ずっと私のことが好きなんです。
」

「そうですか…。
では、こちらから、
会いに行ってみてはいかがですか?
またはメールするとか、
電話するとか…」
「会いに行っても、出ないんです。

何回行っても。
電話しても、出るけれども、
何も言わないんです。」
自分を追いかけて



引っ越しまでしてきた相手が、
電話にすらでないなんて、
そんなこと、ありえるでしょうか…。

しかしお客様が作り上げられた世界では、
彼
は、姿も見せず、

お客様を追いかけている

という設定だったのです…。
その2に続く