今日は、アメリカにいる息子と先日電話で話したことについて書きます🙇🏻‍♀️


息子は、小学校高学年のときから洋画が大好きでした
そして、将来は映画製作の仕事がしたいという夢を持ち、アメリカの大学の映画学部で学ぶために渡米しました



日本の大学には、映画や映像について学ぶ学部、学科はほとんどありません



息子は最初、関西の大学の映像学部を志望していました
日本に十数年前初めてできた学部で、
日本では、今もこの大学にしか映像学部はないそうです


でも、その学部についていろいろ調べたり、実際に見学に行ったりして、なんか違うと思ったみたいです


自分が学びたいことと違う
ここで学んでも、自分が将来行きたい道に進める気がしない


すごく悩んでいました

高2の夏から冬にかけてです


その間、自分でたくさん考えたり、いろいろ調べたりしていたようです



そして高2が終わる頃、私に言ってきました

アメリカの映画学部に行きたいと‼️



アメリカでは、映画は"文化"として高く評価されているそうです

そのため、ほとんどの州立大学に映画学部があるそうです

息子は、映画学部のあるアメリカの某州立大学に進学しました



実際に学部を決定するのは三年生に上がるときみたいですが、
一年生のうちから、自分が進みたい方面の授業も取れるそうです

息子も入学当初から映画に関する授業を取っていました


ところが、去年の夏、映画製作の道に進みたいという思いが完全に消えてしまったと、突然私に言ってきたんです





前置きが長くなりましたが…

先日息子と電話で話していたとき、なぜ映画製作への思いが冷めてしまったのかについて話してくれました⬇️


大学に入って、映画製作に関する授業を取って勉強してきた

一つの映画を取り上げて、それについていろんな方面から掘り下げて考えたりする授業が多かった


そんな感じで映画作品と向き合うようになるうちに、
純粋に映画を観て楽しめなくなってしまった



決定的にそれを感じたのがスターウォーズだったそうです

中学生のときあんなに面白く感じ、夢中になったスターウォーズなのに、
今観ると、
全く違う印象を受けてしまったんだそうです

つまり、全然面白く感じなかったと…



そのとき、映画製作の道に進みたいという思いも冷めてしまったそうです



やっぱり、好きなものを仕事にするって難しいんやな

自分はやっぱり、

純粋に映画を楽しむ人生を送りたいから

映画製作の仕事を目指すのはやめる


って言ったんです



なんか、ウルッときてしまいました目



映画は自分にとってただ楽しむもの

自分の人生を純粋に楽しくさせてくれるもの


だから、映画製作を仕事にするべきではないと気づいた


ってことですよね?


私は、息子のこの気持ちにすごく感動してしまいました
息子にとって、映画というものがいかに大切なものなのかが改めてわかった気がしたんです😭



今は、自分が将来どんな仕事がしたいのか全くわからない

ほんまに、完全に迷子になってもたわー

って言ってました



アメリカ留学までさせてくれたのにごめんな

でも、ちゃんとこの経験を生かせるとこに就職するから

って…


もう、声を大にして言いたかった

そんなんええんやで‼️

って😭



これまで、映画に夢中になっている息子を見るのも楽しかったし、

映画が好きだから、映画製作の道に進みたい!
って熱く語る息子を見るのも幸せで

ましてや、本気でそれを実現させようと、
勇気を出してアメリカまで行ってしまった息子のことも、私には本当に誇らしく思えていたんですから…


アメリカの映画学部で学ぶという目標がなくなったから、大学を辞めて日本に帰る
って言われてもいいと思ってました

そこまでの経緯だけでも、もう学べたことがたくさんあるじゃないか!って思えました
(息子はアメリカの大学で卒業まで頑張るみたいです)

⬆️この辺のことは息子には言ってませんが



その代わりに…
私も昔、将来どんな道に進めばいいかわからず、学生時代悩んだので、

ここは人生の先輩として言っておこう!
と思い、自分の経験を話しました



母ちゃんなんか、将来何がしたいかなんてずーっとわからへんかった


今もコロナで超就職氷河期なんかな
母ちゃんのときも、バブル崩壊後の超氷河期やったし、母ちゃんにはやりたいことも何の才能もなかったから、公務員しか安定の道はなかった

だから、公務員の中で、まだやってみたいかなと思う道を目指しただけ

でも、それもそんなにやりたかった仕事じゃなかったし、とにかく大変で毎日がただただ必死やった

就職してから、毎日仕事覚えるのに必死で、

ほんまにこれでいいんやろか…なんて考える暇もないくらい忙しく日々が過ぎていった


3年くらい経ったとき、ようやく慣れてきて、仕事が楽しいと思えるようになった


どんな仕事に就いてもそうなんじゃないかと思う

最初はみんな必死
そうやって、いろんな経験をしていくときなんやと思う


それに、今思えば本当にいろんな経験ができたし、楽しかった
あの仕事に就いて良かったと思える

決して悪い意味じゃなく、人生ってそんなもんやと思う


それに、今母ちゃんは全然違う職業に就いているけど、昔の仕事で培ったいろんなものが今の仕事にも役立っていると思う


だから、

Yが今していることも、全てが経験
それがいつ、どうやって生かされるかわからない


それに、もしかしたら40歳や50歳になって、
やっぱり映画の道に行きたい!って思うかもしれへんやん?
そしたらそのとき挑戦したらええやん!
むしろ、そのぐらいの年代になってからの方が、いろんな経験をしてきてるからいい仕事ができると思う
楽しみやわ✨


って😆



どこまで伝わったかわかりませんが…

確かにそうやな!

って言ってくれましたラブラブ



息子のこれからがますます楽しみです😍