Terastation TS-XE4.0TL/R5(RAID5)ファイルシステム異常から復旧! | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

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デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

バックアップを取っていなかったデータ。
復旧しようとメーカーに依頼したのに復旧不可との返答。
それならばと復旧業者に依頼するも復旧不可。
しかし、復旧業者といっても、技術力は会社ごとに異なります。
一度復旧不可と言われた機器であっても復旧可能な場合もあるのです。

今回は、他社不可から見事データ復旧を完了した事例をご紹介します。

◆今回ご依頼いただいた機器
Buffalo製 Terastation TS-XE4.0TL/R5
RAIDレベル:RAID5 構成台数:4台構成

今回ご依頼いただいたTerastation TS-XE4.0TL/R5は
依頼のとても多い機器。復旧実績も多数ございます。

発端

今回ご依頼を下さったのは京都府の大学法人様。

研究室で長い間分析してきた研究のデータを保存した大切な機器でした。


それまで特に目立った異常が起きることもなく、普通に使用が出来ていたのですが

ある日急にエラーが起きて電源が落ちてしまったのだそうです。

慌てて電源を入れなおしたところ、4本のDISKすべてに赤色のランプが点灯しており、

データにアクセスできなくなっていました。

大切なデータがなくなってしまうと研究が遅れてしまうという事ですぐに

メーカーへ修理を依頼したそうなのですが、メーカーからはDISK①②④の

基板が故障していて、初期化しないと使用できないと言われてしまったそうです。


初期化すると、データは使えなくなってしまうという事で慌てて復旧業者

探して依頼したそうなのですが、復旧業者でも対応不可ということで返却されて

しまったということで、大変焦っておられました。


知り合いに当社復旧成功された方がいらっしゃったため、

技術力の高さを聞いてご依頼を頂いたとのことでした。



他社で復旧不可だったけど復旧出来た!という声も
沢山いただいております!



お客様「正直なところ、駄目元、という気持ちでした。

メーカーでも復旧不可、復旧業者でも復旧不可…。でも諦めてももう一社に

お願いしても変わらないな、と思って。諦めるくらいならもう一社頼んでみようと

いうことで、機器をお送りしました。」


診断

お客様は京都にお住まいで、研究も追い込みという事でしたので、

郵送にて機器をお送り頂きました。

到着した機器を確認したところ、RAIDを構成しているDISK4台全てに

ファイルシステム異常が起きていることを確認。

しかも、4台とも重度のファイルシステム異常でした。


当社の復旧はクローンを作成してから行うので、クローン作製後は
それ以上データが悪化することはありません。

業者間で復旧作業を行っている間に悪化してしまった可能性もあるでしょう。

重度の障害の場合、仮想的にRAIDを組んでLinuxで修復を行う必要があります。

当社には、Linuxでのファイルシステム異常の修復も経験豊富な

優秀な技術員が複数人常時待機しておりますので、復旧は可能であると判断いたしました。


復旧

お客様は既に半分諦めていたそうで、

復旧可能とのご連絡をしたときにすぐにお電話で「復旧をお願いします!」と

お返事を頂くことが出来ました。メールをお送りしてすぐのお電話でしたので

非常に喜んでいただけたのだという事が伝わりました。

この状況を知って、担当の技術員も気合が入った様子でした。


NASLinuxで制御されていますが、普段はWindowsやMacでもデータの読み書きなどを

行うことが出来ます。しかし、ファイルシステムの異常を修復するためには

Linux環境での修復作業が必要です。

仮想的にLinuxRAIDを組むにはそのための技術と設備が必要になります。

しかし、技術の導入も設備の導入も簡単なものではありません。

ですから、国内に沢山の復旧業者があっても、重度のファイルシステム異常は復旧できない

こともあるのです。


デジタルデータリカバリーは、1秒でも早く、1つでも多くのデータを復旧するという

使命の元、技術の導入や設備の導入に投資を惜しみません。

常にデータ復旧の最前線で戦うことが出来るよう、世界中の情報にアンテナを張り

新しい復旧技術の導入を積極的に行っています。



当社は早い段階からNASの復旧技術を積極的に導入!


今回のお客様のデータも、これまでに導入してきた技術、そして

豊富な復旧経験を活かし、無事に復旧する事が出来ました。


納品

無事に復旧完了した機器を丁寧に梱包し、お客様のもとへ発送します。

機器が届いたお客様から、無事にデータが確認できたとの報告を頂きました。

お客様「本当に驚きました。メーカーでも業者でも無理だったので

ほとんど諦めていたんですよ。聞いてみたらLinux環境で重度の障害を復旧できる

環境が整っているかどうかが復旧のポイントだったという事で…。

やはりどの業者でも同じように復旧できるというわけではないんだと思いました。

病院にもセカンドオピニオンというシステムが存在するように、

RAIDも一社で諦めないことで復旧できることがあるんですね。」

と、うれしい感想を頂くことが出来ました。


本当に、RAIDやHDDからのデータ復旧の現場は医療現場に良く似ていると思います。

一社で良い技術員に巡り合えなくても、もう一度探してみたら運命の出会いがあるかも

しれません。どんな業者でもどうしても復旧できないようなものも中にはありますが

一社で駄目でも諦めずにお問い合わせください。全力で復旧にあたらせていただきます。



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