今回お客様がご依頼くださったのは、
BUFFALO製のTeraStationTS-XE4.0TL/R5。
RAIDの構成はHDD4台で、RAID1+0で組まれていました。
お客様からの相談内容は、
『DISK②と③にエラーコードE23が表示されている。
一度電源を落とし、DISKを挿し直してみたのですがデータにアクセス出来ない』
ということでした。
早速、機器をお預かりし初期診断担当員が分析します。
すると、なんと4台中3台(②③④)に
ファイルシステム異常が起こっていることが判明!
RAIDの構成がRAID1+0構成
(ミラーリングした2台のハードディスクを更にストライピングした保存形式)
だったため、DISK①と③ ①と④ ②と③ ②と④の
4つの組み合わせから、最も良好な状態でデータが取り出せる組み合わせを
探し出します。
ハードディスクの状態を把握するためには、
それぞれのハードディスクをセクタというデータの最小の単位で
解析を実施します。
今回ご依頼頂いた機器は、RAIDを構成する4台のハードディスクで
1台の容量が1TBのものです。
1TB当たりが約20億セクタあり、
それを掛ける4台分ですので、約80億セクタの情報を解析します!
過去、蓄積してきた復旧知識から
どのハードディスクの組み合わせが一番良好かを判断していきます。
今回はDISK①とDISK④が比較的状態が良いことが分かりました。
まずはDISK④に起きているファイルシステム異常を修復。
正常に動作するようになったDISK④とDISK①を使用し、
当社の復旧環境を利用して仮想的にRAIDを組み上げ、読み出せるようになった
データを抽出!
無事にデータを復旧完了し、お客様にお届けできました
お客様の大切なデータを最善のかたちで取り戻したいと思っています。
当社は、ハードディスクごとに臨機応変に、
一つ一つのハードディスクの中身を確認して確実にデータを復旧しています。
データトラブルでお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
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■Terastationを復旧された お客様の声■
【株式会社クレディセゾン様】
リビルドをかけると、アクセス出来なくなった。二度と戻らないと思っていたデータを取り戻せました。
【ネッツトヨタ様】
停電後、『E04エラー』が発生。データ欠損も全くなく、スピーディに復旧出来ました。
【日東富士製粉株式会社様】
再起動を何度も繰り返してみたが、全く中のデータが見られない
■BUFFALO製 TeraStation特設サイト(デジタルデータリカバリー公式)■