昨年秋にオープンした「ハンズマン松原店」に何度か行っているのですが、惜しいなあと思うこと多々あり。

実際に店内で撮った写真、流石の品揃え!見ている分には正に壮観です。

ここに並んでいる商品がコンスタントに売れていれば、なかなかのものだと思います。

が…実際にゆっくり観察してみると現状、そうではありませんでした、残念ながら。

オープニング記念の頃は、トイレットペーパーや洗剤の特価品があり飛ぶように物が売れていましたがそれも最初だけ。

その他、家庭菜園用向けの花や、土などは今も安いのでこちらはよく売れています。

 

 

他の店には置いていないような変わった商品まで、幅広く置いているのが1つの売りで確かに見ている分には飽きないのですが、レジで実際買いものをしている人の数は、この広大な店舗にしては少なすぎるというのが正直な感想です。

実際昨年秋の新規出店後から、株価は急降下していて何か冴えない。

でも、実際に店舗を何度も訪れてみるとそれも納得できました。

問題点として、思うのは

  • 売れ筋のカテゴリーに対する注力が足りない
  • 商品の配置に戦略がない
  • おそらく単価の安いものしか売れていない(ごくごくたまに、道楽で高価なイタリア風の噴水やヤシの木が売れてる!?)

といったあたりか。

 

店内を一通り回って、目についた明らかな売れ筋カテゴリーは、「防災関連」のコーナーでした。

避難用具詰め合わせバッグは、かなり売れていた。

消火器、一部完売で欠品、長期保存可の2Lの水、品切れ。

その他、長期保存可のレトルト、缶の非常食、等。この「防災関連」のコーナーに固めて陳列されていました。

ただ、この一角があまりに小さい、のでもったいない。

 

上記に関連して、2つめ。工事作業用のヘルメットや防塵マスクは、そういう工事関連商品の棚においていますが、殆どに人はそのコーナーには行かない。なので一部は防災関連コーナーにも配置すると、売れたりする確率は上がるかもしれない。そういう工夫が見られないのが残念。

マスクといえば、防塵マスクは種類も豊富だったけど例えば、火災時にあれば命を救う一酸化炭素中毒から身を守るマスクとかはなかった。そういうものが、いい意味で「よそでは置いていない、いつ売れるかわからないけどあります」の一例だと思うのだけれど。巨大なヤシの木やバナナの木よりも....。

 

3つ目は、単価の安い売れ筋商品が別にハンズマンでなくても、イオンモールや、ドラッグストアでも売っているものが多く、それを値段の安さで競っている、点。

 

ということで、そろそろ売れ筋を売れる時に大量に売って利益率を上げる(そのためには売れ筋の売り場は拡大縮小、自在に操作する)工夫をやって欲しいなあ。

 

最後に、株主優待がないのは残念で、自店舗内でだけ使用可でもいいから商品券の優待を付けるとかしないと、株価はなかなか浮上しないのではと思いました。