イギリスの名門靴メーカー『TRICKER'S 』へ別注して完成されたブーツ。1piu1uguale3では、コードバンをメイン素材に使用し、コンビにはパテントレザーを使用。トゥの装飾であるメダリオン柄を敢えて無くし、表からでもちらっと覗く内側のライナー&インソール革を“情熱の赤”で配し、“質実剛健”な様を表現してオリジナル性を持たせています。2 TONEをテーマに据えコードバンとパテント・スエードで展開しています。足の内外双方のくるぶしの周辺にゴア(マチ)が施されたアンクル~ショート丈の今回のサイドゴアブーツになります。このゴアは、ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地で出来ており靴紐やストラップの代わりに施されています。1piu1uguale3でしか手に入らないスペシャルなチェルシーブーツが誕生しました。
1830年代中盤に、イギリス・ロンドンの靴屋が当時即位したばかりのヴィクトリア女王の為に、脱ぎ履きが容易でフィット感の得られやすいブーツを作るということが始まり。1840年代後半から徐々に普及し始めた靴ですが、第一次世界大戦からは暫くの間は見られなくなる一方でゴム製のゴアの特性か ら、くるぶしがピタッと覆われ小石等が靴の中に不用意に入らないので、馬に乗る時の「ジョッパーズの下に履く、履けるブーツ」として重宝されました。1960年代に入ると、若者のムーブメントに受け入れられていき多大な影響を与えていきます。以後、この靴はそのムーブメントの中心地だったエリアに因み、「チェルシーブーツ」とも呼ばれるようになりました。
靴作りの名人ジョセフ・トリッカーが1829年に創業。150年以上の歴史は靴作りの聖地イギリス・ノーザンプトンの中においても老舗です。セント・ミッチェル通りにある工場には王冠に 3本の鳥の羽をあしらった紋章が掲げられており、プリンス・オブ・ウェールズのシューメーカーとしても有名で、「英国王室御用達」である事もTRICKER'Sの靴作りが厳格である事を証明しています。古い歴史を持ちながら現在もなお世界中の人々に愛されています。その愛される靴と靴作りの根底には創業以来、頑なに守り続けられている「ハンドメイド、ベンチメイド」の精神があると言えます。この精神のもとに現在も昔と変わらず伝統を重んじた手法と技術で靴を作り続けています。履き始めは、固く違和感を覚えますが、履けば履くほど足に馴染んでくるブーツは、唯一無二の存在に変わっていきます。それに加え、実用性を追求したTRICKER'Sのつくりは研ぎ澄まされた機能美も生み出しました。TRICKER'Sが 「一生もの」と呼ばれる理由はその比類なき耐久性と飽きのこない美しいフォルムを併せ持つからこそなのです。
【商品詳細】 ブランド:1piu1uguale3×TRICKER'S 商品名:2TONE 113 TRICKER'S サイズ:26cm~28cm / カラー:ブラック 価格:131,250円(税込)


ANJYO / 身長:177cm 体重:63kg
『BACK LASH』・『incarnation』・『Finders Keepers』やアクセサリーブランドを中心に、男心をくすぐるブランドをメインにバイイングを任されています。
担当ブランドのみならず、『AKM』・『1piu1uguale3』等にも携わっています。独自の観点、視点により様々なアイテムをご紹介してきます。